現地時間の2月24日、米国株式市場はダウは一時1000ドル以上もの大暴落となりました。
暴落の理由はコロナウイルス。
韓国やイタリアなど中国の外で感染が広がったことを受けて、アジアや欧州の株式相場が下落。米国市場もその流れを引き継いだ形となったのです。
市場はリスク回避姿勢を強め長期金利の指標となる米10年物国債利回りは上昇、そして金が上昇。
投資家は一斉に安全資産への逃避に動いています。
冷静に過去の相場を振り返ってみれば、多少の調整局面こそあったものの、以下のとおりリーマンショック以降はこれまで何と10年近くの長きにわたりほぼ順調に右肩上がりで来ていたわけです。
これが何を意味しているかと言えば、
現在米国株に投資している若い方のほとんどが上げ相場しか知らない
ということ。
つまり、ここ最近のような市場全体が暴落する局面にはそれほど多く遭遇していない、ということになります。
(もちろん例えばGEやクラフトハインツ等、個別株での経験はあるでしょうが、、、)
株式投資に限らず、人間は自らの経験によってさまざまなことを学んでいきます。
逆に言えば、これまで経験したことのない出来事に対しては、冷静かつ正しい判断を下すことがなかなか難しい、ということ。
しかし、幸いなことに我々は歴史から学ぶことができます。
こちらはリーマンショック時の株価の推移です。
リーマン前は13,000ドルを大きく超えていたダウが発生後には終値ベースで7000ドルちょっとまで値を下げました。
まさに大暴落とはこのこと。
では続いてはこちらをご覧ください。
こちらは2007年から2009年までのジョンソン&ジョンソン(JNJ)やマクドナルド(MCD)、そしてアルトリア(MO)等、主だったインカムゲイン銘柄の増配率の推移。
日々暴落する株価、錯乱状態の人々をしり目に、これらすべての銘柄達は減配どころかこの嵐のような期間にもしっかりと、何事もなかったのように黙々と増配を続けていたのです。
いくら「インカムゲイン投資家にとって日々の株価など関係ない!」といきがったところで、やはり人間、どうしても気になってしまうもの。
そんな投資家にとってこれほど頼もしい味方があるでしょうか。
今回の下落が今後どの程度続くのか誰にもわかりません。
もしかしたら新型肺炎が米国でも拡大し、リーマンショック以上の暴落となるかもしれません。
しかしそんな中でも、
インカムゲイン投資家は安心して眠ることができる。
と言ったら言い過ぎでしょうか。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんばんは。
株価が急落すると、クオリティの高い銘柄とそうでない銘柄がはっきりしますよね。
正直者さんの持ち株は高配当が多いようですが、当方の銘柄はグロースや好配当銘柄が混じっているので案外急落しても狙ったところまでは来ないなぁ、という感じがしています。
ただ、2018年の急落を受けてみて分かったのは、よい銘柄は幾度の急落・パニック売りを耐えてなお復活してきたという事に尽きると思います。
ひろーさん
まだ狙ったところまで来ていないようですね。それは当方も同様です。
おっしゃるとおり優良銘柄は過去の市場暴落時を経て成長を続けている企業。
暴落の渦中にそれが頭にあるかどうか、が成功の分かれ目だと思っています。
こんばんわ。
おかげさまで、
将来いただける配当積み増しへ向けて
金の成る木を増やしたい私にとって
暴落は買い増しチャンスでしかございません。
ダウの急落が長期に渡り連続した
リーマンショック時でも、
連続増配株はしっかり増配してくれた
このグラフは総悲観の時に心強く
なによりこのプログが最大の応援団です。
いつもありがとうございます。
ウィニングチケットさん
こちらこそいつも明るく楽しいコメントありがとうございます。