公益事業銘柄のサザン(SO)が現地時間の7月31日に2025年第2四半期決算を発表しました。
サザン(Southern Co)はエネルギーを提供する会社である。
【事業内容】
3つの伝統的な電力事業会社を所有する。
従来の電力事業会社であるアラバマ・パワー、ジョージア・パワー、ミシシッピ・パワーはそれぞれ公益事業会社を運営しており、南東部の卸売顧客に加えて南東部3州の小売顧客にも電力サービスを提供する。
サザン・パワー・カンパニーは、再生可能エネルギープロジェクトを含む発電資産の開発、建設、取得、所有、管理を行っており、卸売市場で市場に基づいた料金で電力を販売する。
サザン・カンパニー・ガスは、天然ガス配給会社を通じてイリノイ、ジョージア、バージニア、テネシーの4つの州に天然ガスを配給することを主な事業とするエネルギー サービス持株会社である。
サザン・カンパニー・ガスは、天然ガスの流通を補完する他のいくつかの事業にも関与する。
(SBI証券より)
概要は以下のとおり。
売上はデータセンターの使用量が13%増加するなど、全顧客層で増加し前年同期比8%の増収。
一方1株利益は会計基準ベースで前年同期の1.10ドルに対し0.80ドルと27%減、そして特定の転換社債の買い戻しに伴う費用計上、一部施設の再稼働に関連する加速度償却適用等の特殊要因を除く調整後1株利益は、売上は増加したものの燃料以外の操業・保守費用の増加、前年度の送電資産売却益、温暖な天候、法人税、減価償却費、利息費用の増加等により前年同期の1.10ドルに対し0.92ドルと16%減に終わっています。
次にアナリスト予想との比較は以下のとおりとなっており、売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
最後に注目の今期2025年の通期見通し(調整後1株利益)は前回見通し(2024年実績値の4.05ドルに対し)4.20ドル~4.30ドルを維持しています。
以上、残念ながら第2四半期は大幅な減益となったこの銘柄ですが、
・据え置きとなったものの、通期見通しは冷静に見れば前期比4%~6%の増益を見込んでいる。
そして、
・公益事業銘柄として関税の直接的影響が小さく、また、景気感応度も低い。
ということで、売上〇、利益✕〇、通期見通し△ = ホールド
です。
(78年間減配ナシ、24年連続増配継続中も年間8セント増配を続け、増配率が逓減状態にある銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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