銘柄研究

引き続きターゲット(TGT)を買い増し(2025年9月投資分)

9月の投資ですが、予定どおり全米に2,000以上の店舗を展開するアメリカ最大のディスカウントストアチェーンのターゲット(TGT)の買い増しを行いました。

ターゲット(Target Corp)は、店舗及びデジタルチャネルを通じて、顧客に商品を販売する総合商品小売業者である。

【事業内容】

顧客に日用品とファッショナブルで差別化された商品を割引価格で提供する。

大半の店舗では、雑貨と食品を幅広く取り揃える。

商品のカテゴリーには、衣料品・アクセサリー、美容・家庭用品、食品・飲料、ハードライン、及び家庭用家具・装飾品が含まれる。

ほとんどの店舗は、17万平方フィート以上の広さがあり、従来のスーパーマーケットに匹敵する多様な雑貨と食品のフルラインを提供する。

デジタルチャネルでは、店舗で販売される多くの商品に加え、自営及び第三者が販売する補完的な品揃えを含む多様な商品と食品の品揃えを提供する。

ブランドには、「A New Day」、「Ava & Viv」、「Cloud Island」、「Favorite Day」等がある。

約2000の店舗と「Target.com」でサービスを提供する。

(SBI証券より)

購入理由は以下のとおり。

・予想PERが10倍と依然というか株価下落によりさらに合理的な価格であったこと

・配当利回りが5%を超えていたこと

・6月11日には執念の1.8%増配を発表したが、予想1株利益(中央値)ベースの配当性向は約50%であり、決して無理をしたものではなかったこと

・今回の買い増し後でもこの銘柄が株式資産に占める割合はわずか1%ちょっとにしか過ぎないこと

もちろんこの銘柄の場合中国からの輸入が約30%を占めるなど、米国内からの調達が全商品の約半分にとどまっていることから、今後もトランプ関税によって多大な影響を受け続ける可能性が高く、以下今期通期見通し(今回見通し)のさらなる引き下げの可能性は織り込み済み。

更に9月2日には保守派活動家や米政府からの圧力を受けて多様性プログラムの一部打ち切りを決めたことを巡り、全米で2番目に大きい教員組合である米国教員連盟がボイコット支持を表明したこともあり、約4%の下落となるなど株価は右肩下がりが続いています

ただ、第2四半期決算は大幅な値引きもあり実店舗への来店客数は、第1四半期の2.4%減から第2四半期は1.3%減と減少幅が縮小。また来店1回あたりの平均消費額も改善し、前四半期の1.4%減に対し0.6%減にとどまるなど、アパレル、ビューティー、食品、家庭用品、ハードライン、生活必需品の6つの主要商品カテゴリーすべてで売上が改善。

そして厳しい小売環境における規律あるコスト管理など、回復の兆しが見えた決算だったとも言えます。

また市場では外部人材を登用しなかったことへの失望があるようですが、取締役会で11年にわたりターゲットを率いてきたブライアン・コーネル氏の後任として次期CEOに任命され、2026年2月1日に就任予定の49歳の現COOマイケル・フィデルケ氏の今後の手腕に注目・期待しています。

前述のとおり買い増し後でも株式資産全体に占める割合はわずかであり、最悪この銘柄への投資が火中の栗を拾う結果に終わったとしても大やけどすることはないわけで、全体の2%程度までは買い増しを続けても良いとの考えに微塵も変更はありません。

(配当利回り、増配年数を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です