1月27日の新型肺炎への懸念による米国株式市場の急落(ダウ平均で453ドル安)を受けてロイター通信が市場関係者(識者)のコメントを紹介していました。
単なる売りの口実、世界経済に影響及ばず
<JPモルガン・ファンズ(ニューヨーク)の首席グローバルストラジスト、デビッド・ケリー氏>
何らかの調整が入ってしかるべき時期はとうに過ぎていた。
米国経済の成長は安定しているが緩慢となっている。
一方市場は目もくらむような速さで動いている。
この2つの事象はある時点で一つに収束する必要があった。
相場はかなりの長期間にわたり良好に推移してきたため、市場は神経質になっている。
新型コロナウイルスによる感染拡大は、売りを出す単なる口実に過ぎない。
現時点では世界的な経済成長率や企業決算などに有意な影響が及ぶとは考えていない。
リスクオフ強まる、6月利下げ確率50%
<ナットウエスト・マーケッツの米州戦略部長、ジョン・ブリッグス氏>
感染拡大はこれまでの措置では流行を抑止できていないことのシグナルだと市場が恐れていることは明らかだ。
株式市場全体や米金利でもリスクオフの動きになっており、市場では6月の利下げ確率が約50%、12月までの利下げは確実だと織り込んでいる。
今回に限ったことではありませんが、市場の動揺を目の前にすると当方を含め投資家は何かにすがりたくなります。
そこで識者と言われる人々のコメントに注目するわけです。
しかし上記のとおり識者のコメントは人それぞれ、というか正反対だったりするわけです。
これ冷静に考えれば当たり前。
なぜなら未来の株価など誰も正確に予想できないから。
まさに神のみぞ知る世界。
しかし人間何かに頼りたい。
何かに導いて欲しい、確信めいたものが欲しい。
これ、ある意味自然の心の動き、と言えます。
ただ、もし何かに頼りたいのなら、
やはり歴史をさかのぼり歴史にすがるしかないのではないでしょうか。
例えば、同じ中国初のSARS(重症急性呼吸器症候群)が発生したのが2002年11月半ば。
この時は2003年3月半ばにはS&P500は底を打つまでに約12%下落したものの、その後切り返し結局2003年末には19%高で終えています。
と書くと、
「いやいや、現在の中国は当時とは違い世界第2位の経済大国。
世界に与える影響はケタ違いに大きくなっている。
そして投資家も中国の経済指標に一喜一憂しているわけで、さすがに米国市場への影響も格段に大きくなると考えるのが当然じゃないの!」
という突込みが入りそう。
しかし、インカムゲイン投資家、特にディフェンシブ銘柄を数多く抱える投資家はそれほど心配する必要はないのでは?と思っています。
その理由がこちら。
そう、毎度おなじみのこのグラフ。
SARSよりもはるかに大きな激震を世界中に与えたあのリーマンショック時でさえ優良配当銘柄達は黙々と増配を続けていた。
そして現在の株価は当時の2倍以上になっている。
同じすがるなら識者のコメントではなく、こちらではないか?
そう信じています。
(暴落時の投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんばんわ。
今回のショックはチャンスですが、
半端な高配当銘柄に突っ込むと
悲しいことになりかねませんね。
しっかり吟味して
(いつもの不良中年さんの次は何を買おうリストで笑っ)
連続増配で高配当な銘柄の
バーゲンセールに
突っ込みたいですね。
ウィニングチケットさん
こんばんは。
もっとどんどん下がっていつかは買いたい銘柄であるコカ・コーラの配当利回りが4%になってくれないか。
そんなことを期待し始めています♪
コカ・コーラぜひ欲しいです。
5%目指して下げて欲しいです
欲張り笑っ
ウィニングチケットさん
ほんと欲しいですよね~。
5%行ったら中国の方並みに爆買いします!ww