窓際中年のつぶやき

たとえ会社でイヤなこと、ツライことがたくさんあっても窓際中年が毎日出社できる理由

窓際職になってから早数年。

管理職時代よりはるかに仕事量は減り、ほぼ定時帰りできるようになりました。

さらに管理・指導業務がなくなったことも個人的には大きい。

しかし窓際となったことで非常にツライ、というかこたえていることがありまして。

「そりゃーもちろん給料でしょっ。安月給じゃツラいよねー。奥さんの手前もあるわけだし。」

確かに給料の減額がこたえることは間違いありません。

ただそれはあくまで金銭的な問題。

実はそれよりもはるかにメンタル的にやられることがありまして。

それが存在を無視されること。

昨日会社で定年退職の挨拶回りをされている方がいたのですが、当方の前は素通り。

この方とは若い頃は部門こそ違えど仕事上で結構なお付き合いがあった方なのですが、まるで関わりたくないかのように目を合わせることなく足早に通り過ぎて行ったのでした。

実はこのような扱いをされることは今回が初めてではありません。

というか、窓際になってからは大抵がこのパターン。

それも職位が上になればなるほどその確率は高くなります。

その原因が当方の他人との接し方というか、態度に問題があったことは決して否定しませんが、それ以上に現在の窓際というポジションが大きく影響していることは確かでしょう。

まあ、逆の立場になってみればわかります。

会社で失格の烙印を押された人間になど関わりたくないでしょうから。

もちろん当方とて窓際になった時に覚悟はしたつもりです。

ただ頭ではわかっていても、いざそのような態度をとられるとやはりこたえます。

自らがまいた種とは言え、非常にツラいです。

そして程度の差こそあれ、そのような当方に対する相手の態度は日常でも感じています。

以前は親しく話しかけてくれた人間が話しかけてこなくなったり、ましてや若い社員などは向こうから話しかけてくることは決してありません。

更に同期の多くが出世したことで、完全に以前のような関係ではなくなってしまいました。

しつこいようですが、覚悟を決めたつもりでも人間やはり相手にされない、というのは非常にツラいのです。

もし当方があることに活路を見出していなければ、とっくの昔に出社できなくなっていたかもしれません。

それがどうにかこうにか休むことなく出社できている。

そう、それは株式投資のおかげ。

株式投資の場合、もちろんうまく行かないこともありますが、配当収入は着実に積み上がっている。

具体的にはすでに累計配当収入は1500万円を突破している。

これが何よりうれしい。

会社では決して得られない達成感を感じることができる。

がんばれば報われる、自分は決して無能なんかじゃなかったんだ。

会社って人生のすべてなどでは決してなく、人生のほんの一部にしか過ぎないんだ。

って実感できる。

そして会社での強烈なストレスのはけ口となってくれている。

これ、冷静に見れば極めて歪んだ考えなのかもしれません。

ただ、一人の中年男を救ってくれている。

金銭的にも、そして何より精神的にも。

これだけは間違いありません。

(単なるストレスのはけ口として株式投資の実施にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. おおきなわっか より:

    私は50代前半、読ませて頂き同様な思いをもちつつ出社しております!本来の業務は殆んどなくて、これまで経験していない業務を若い者と取り組んでいますが、教わる立場になったので気持ちは辛い、しかし正直者様同様米国株で未来に対し夢を叶える為、積立を実行中で、今より未来に希望をもっています!乱筆乱文失礼します。

    • naobito より:

      おおきなわっかさん
      同年代であればこそわかるツラさ。お察しいたします。
      お互い米国株という精神的支柱を胸に日々乗り越えて行きましょう!

  2. 中村 より:

    クビになることなく会社に居させてくれるだけいい会社ですねぇ

  3. ひろー より:

    こんにちは。
    正直者さんの会社はなんだかんだでいい会社ですねぇ。
    当方が新卒で入ったインターネット関連業の会社は新卒であっても即戦力の見込みがなければ一年で肩叩きに遭ってました。
    インターネット関連業の会社は本当に圧倒的成長 or dieなんですよね。

    • naobito より:

      ひろーさん
      業種もありますが、やはり地方(田舎)にあるというのも大きいと思います。
      そういう意味では本当にラッキーでした。

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