IBMと言えばIT銘柄とは名ばかりで、成長を忘れた銘柄。
それは過去の売上推移を見れば一目瞭然。
そして26年連続増配を続ける配当貴族銘柄とは言え、その増配率はひたすら右肩下がりを続けている。
ただ営業キャッシュフローマージンは悪化していないどころか直近ではむしろ上昇している。
また、昨年実施したITインフラの構築・運用を担う「グローバル・テクノロジー・サービス事業」の分社化(キンドリル誕生)によってATIとクラウド事業により傾注した企業へと生まれ変わった。(はず)
と言う事で当方、株価の動き(低迷とも言う)にはひたすら目をつぶり愚直に保有を続けています。
しかし実はこの銘柄の保有を続ける別の理由がある。
というか他を圧倒している素晴らしい数字がある。
それが特許の取得件数。
こちらは2021年と2020年の米国における特許取得件数の表となりますが、上記のとおり前年より減少してはいるものの、8,682件と、IBMは首位を維持しているばかりか、なんと29年連続で首位となっているのです。
しかもクラウドで圧倒的に差をつけられているマイクロソフト(9位)、そしてアマゾン(14位)を圧倒している。
むろんパテント数が業績に連動しないことは百も承知。
それはIBMの業績が何より物語っている。
というかIBMの後塵を拝しているTSMC、アップル、マイクロソフト等の業績を見ても明らか。
ただやはりこの銘柄には底力があると信じたい。
いつかはこれらの特許が花開き、業績に貢献する日が来るはず。
と信じたい。
もちろんこの銘柄が過去長きに渡り投資家の期待を裏切り続けて来たオオカミ少年的銘柄であることも百も承知。
ただ毎度毎度のことながら、まもなく(1月24日)リリースされる第4四半期決算に期待したくなってしまう中年投資家なのでした。
(特許数がなかなか売上と利益に結び付かない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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