銘柄研究

600万円を超える含み損を抱えるロイヤル・ダッチシェルを頑なに保有する意外な理由とは

当方が保有する銘柄の中で保有額1位の銘柄と言えば、ロイヤル・ダッチシェル(RDSB)。

3月末時点での保有割合は2割を超えています。

実はこの銘柄、今回の新型コロナウイルス相場以前はその保有割合は3割を超えていました。

それが原油価格の歴史的暴落によって株価も大暴落。

現時点ではなんとたった1銘柄で650万円もの含み損を抱えている状況。(脂汗)

しかし現時点でこの銘柄を手放すつもりはありません。

その理由ですが、

購入価格での配当利回りが6%を大きく超えており、これまで配当収入に大きく貢献してくれている。

そして何よりここ最近こそ増配していないものの、第2次世界大戦以降一度たりとも減配をしていない。

という驚愕の事実があるから。

ただそれ以外にも理由がありまして。

それが、

この銘柄がオランダのハーグに本拠を置くオランダ(とイギリス)の会社だから。

「えっ、オランダとホールドに一体何の関係が?」

って思われるかもしれません。

ご存じのとおりこの会社はオランダのロイヤルダッチとイギリスのシェルが合併してできた会社。

ロイヤル・ダッチの起源は東インド石油開発会社にまでさかのぼります。

そしてオランダ人の気質と言えばいらぬ出費はとことん避ける倹約家。

Let’s go dutch!(割り勘でいこう!)という言葉があるとおり、ケチ(オランダ人は決してそうは思っていないらしいですが、、、)の代名詞となっているのです。

ただその気質は企業経営にも活かされ、商売で得たお金はまず貯金に回す傾向にあると言われているのです。

それはこの国がもともと国土が狭く資源もなく、自給自足がままならなかったことと決して無縁ではないでしょう。

それがゆえに海外へ目を向け対外貿易を行い、16世紀以降約100年にわたり大航海時代の波に乗り莫大な富を築き上げた。

今日でもわずか1700万人余りの小国でありながら、ロイヤル・ダッチ・シェルを筆頭に、ユニリーバ、ハイネケン、フィリップス、ASML(半導体)、INGグループ(金融)、KPMG(会計)等、名だたる企業を数多く生み出しているのです。

つまり商才にたけた国民と言えるでしょう。、

いよいよまもなく第1四半期決算発表となりますが、新型肺炎の大流行という歴史に残る大惨事の中、果たしてどのような発表をするのか非常に注目しているところです。

(株価暴落中の銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. あおば より:

    こんにちは。
    先にBPが決算を発表して、配当維持しましたね。
    rdsbは確か今日が決算ですか?
    あまり良くはないと思いますが、まずは配当維持してほしいですね。

  2. ひろー より:

    こんにちは。
    RDSは2/3の配当カットを実行しましたね…!
    https://www.cnbc.com/2020/04/30/shell-q1-2020-results.html

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