コラム

「投資年数が長くなる程株価下落を望む回数は増加する。」としみじみ実感している理由

インカムゲイン投資家として投資年数が長くになるにつれ、あることに気づきました。

それが、

投資を始めた頃に比べ「あーあー、この銘柄もっと安くならないかなー。」と思うことが明らかに増えてきた。

ということ。

特に株式投資を始めてまだ日が浅い頃は、

「お願いだから上がってくれー。」

とか

含み損を抱えようものなら、

「うわー、マイナスになっちゃったー、なんてこった!」

と日々嘆いていたものです。

もちろん今でも上がればうれしいし、下がれば「あらら。」となりますが、以前に比べ下がるとうれしい。

と思うことが増えてきたのです。

って書くと、

「いやいや、それは絶対におかしいでしょ! 株式投資家は株価が上がってなんぼ。 下がってうれしいのは信用売りしている時だけ、とそれこそ昔から相場が決まってるんです。 それを下がればうれしいなんてちょっとおかしいんじゃないの?」

というツッコミが入りそう。

それはごもっとも。

しかしご存じのとおり当方はインカムゲイン投資家。

今さら言うまでもありませんが、インカムゲイン投資家の場合重視するのは配当。

いかに配当収入を増やすか。

ここに注力しています。

そして配当を増やすために優良配当銘柄への投資を優先しているわけです。

さらに重要なのが配当の再投資。

現在でこそ一時的に再投資を中断していますが、再投資を愚直に繰り返すことによって、最初は少なかった配当がどんどん増えていくのです。

これぞまさにスノーボール投資。

この再投資ですが、配当収入の増加に伴ってその回数がどんどん増えていきます。

当方も投資を始めて最初の年は手数料を考慮すると配当収入のみでは年1回も再投資できませんでしたが、それがいつの間にか4半期に1回の年4回になりその倍の8回になり、再投資を中断する前は毎月必ず再投資を行っていました。

するとどうなるのか?

そう、人間株に限らず購入時にはできるだけ安く買いたい。

これ当たり前。

ということで、株価の下落を望む回数が増えてきた。

というわけです。

つまり、

インカムゲイン投資家は株価下落を望む回数が増えて当たり前。

なのです。

「いやいや、そうは言ったって、結局株価が下落し続ければ意味ないでしょ。」

というご意見はごもっとも。

ごもっともではあるのですが、投資回数の増加に比例して配当収入が確実に増えて来た。

これだけは間違いありません。

(手数料を無視した再投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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