コロナウィルス拡散⇒景気後退懸念+サウジアラビアの増産決定による原油価格の暴落で株価暴落中のエクソン・モービル(XOM)ですが、大きなニュースが飛び込んできました。
(情報ソースはBarrons)
それが役員の自社株購入。
詳細は以下のとおり。
・シニアバイスプレジデントのアンドリュー・スワイガー氏が100万ドルを投資し自社株を3万株取得。
これは彼が2006年にバイスプレジデントとして取引を報告して以降初めての自社株購入。
・Exxon Mobil Global Projects Coのプレジデントであるニール・ダフィン氏も自社株を購入していたことが判明。
そう、二人の会社役員、つまりインサイダーがほぼ同じ時期に自社株を購入していたのです。
これが何を意味するのか?
常識的に考えれば、
彼らは株価はいつか必ず元に戻る、と信じている。
ということ。
一般社員ならいざ知らず、会社の内情を一番よく知る、会社のあらゆる情報の入手が可能なインサイダー中のインサイダーである役員自らがこの時期に自社株を購入していた。
という事実。
これらが日本なら、なりふり構わぬ買い支え、といった側面もあるでしょう。
(もちろんそれは焼け石に水であり、市場の大きな力にあらがうことなどできるはずもないのですが、、、)
しかし、是々非々の米国企業であれば話は別ではないか?
つまり彼らはある意味投資家として純粋に安いから購入した。
と考えています。
例えばもしあなたが会社の中枢にいて自分の会社の株を何の制約もなく自由に売買できるとしたら?
あなたが自社株の投資で利益を得る可能性はかなり高いはず。
なぜならあなたは決算情報をはじめとする一般投資家が知らない会社情報を入手できるから。
それも最新の情報を誰よりも早く。
まさにインサイダー。
それがゆえにインサイダーによる自社株の売買取引は売買タイミングや開示等厳しく規制されている。
ということで、次回の購入銘柄に関して暴落中のこの銘柄の購入を考えている、あえて火中の栗を拾おうとしている投資家にとって、今回のニュースは、
ある意味一筋の光。
と言えるのかもしれません。
(暴落銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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