12月11日にエネルギー銘柄のエクソン・モービル(XOM)から配当を受領しました。
今回の配当額ですが1株当たり0.87ドル。
エクソン・モービルと言えば配当貴族銘柄。
昨年までの連続増配年数は37年を数えていました。
しかし残念ながらついに今年連続増配がストップしてしまった。
いや、それどころか次回の配当発表で減配となる可能性がある。
もちろんその理由は業績の大幅な悪化。
御覧のとおり第2四半期に対しては改善したものの、直近第3四半期では赤字決算に変わりはなく前年同期に比べ見るも無残な数字となっている。
さらに11月30日には第4四半期における最大200億ドルもの巨額の減損損失計上を発表した。
果たして減配に追い込まれてしまうのか?
その鍵を握るのはもちろん原油価格。
エネルギー銘柄の業績は原油(ガス)価格に連動する。
これは現時点においてはこのセクターに属する銘柄の宿命。
その原油価格ですが、ファイザー・ビオンテックをはじめとする新型コロナワクチンの治験結果の公表、そして緊急使用許可申請、さらには許可、英国、米国での使用開始等を受け、経済活動正常化への期待から上昇基調に転じている。
ただ大手エネルギー銘柄の中で配当支払余力に乏しいこの銘柄の場合、すでに経費削減、投資削減、さらに人員削減を発表しているとは言え、他社よりも高い原油価格を必要としていることは間違いない。
減損発表時、CEOであるダレン・ウッズ氏は、
「有利な開発機会の調査、売却、優先順位付けを通じて、高グレードの資産ベースに引き続き重点を置くことで、収益力と現金生成が改善され、信頼できる配当を維持しながら将来の商品価格サイクルを管理するためのバランスシート能力が再構築されます。」
と配当維持に触れている。
しかしCEOとて市場にあらがうことはできない。
ということで、日々の原油価格のチェックをかかさない中年投資家なのでした。
(アグレッシブな投資計画を立て続ける銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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