今回の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で景気後退が現実のものとなり、観光業等、産業によっては壊滅的な打撃を受けているところもあります。
例えば原油価格の急落によりシェール企業の中では窮地に陥っているところもあり、先日ホワイティング・ペトロリアムが日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を申請し、倒産したことは記憶に新しいところです。
今回のようなある意味異常事態の場合、リスクの高い投資はすべきではない、投資するにせよより安全な投資先、となるのはある意味自然の流れ。
仮に株式に投資するにせよ、財務的に安全性の高い企業へ投資する、というのは理にかなっていると言えます。
って言うと、
「いやいや、こんなご時世になればリスクの高い株式投資なんてもってのほか。仮に投資するにせよ国債がはるかに安全。」
っていう反論がありそう。
でもそれって本当?
ということで何事にも疑い深い当方、今回は格付けなるものを確認してみることにしました。
確認したのは格付会社、スタンダード&プアーズ(S&P)の長期発行体格付け。
ちなみにS&Pの格付けのランクは以下のとおりとなっており、最高はAAA。
ではこの最高格付けのAAAを得ている企業は?
・ジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)
・マイクロソフト(MSFT)
そう、誰もが知っているこの2銘柄。
どうしても心配ならこれら銘柄を買えばよい。
って言うと、
「いやいや、だから株は危ないんだって!」
っていう声が聞こえそう。
でもアメリカの国債の格付はAA+。
って知ってました?
そう、これら2銘柄は世界一の国の政府が発行する債券よりある意味安全なのです。
つまりデフォルトする可能性がアメリカ(政府)よりも低い。
さらに言えば、日本人の多くが安全資産として妄信している我が国日本の国債の格付けは?
と言えば、A+、、、、
こういうことがわかると、「株なんてバクチ。」という誤解も減るのでは?
(格付けを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村