ヘルスケア大手のジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)が現地時間の4月14日に第1四半期決算を発表しました。
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
まず売上高は、為替(ドル高)の影響をもろともせず、全体では前年同期比で3.3%の増収。
さらにセグメント別で見ると、以下のとおり医療機器がコロナウイルスの影響による減収となったものの、外出制限措置で世界各国で消費者による買いだめが広がった消費者向けと処方薬部門では為替の影響を除くと2ケタ増収と好調でした。
また1株利益は会計基準ベースでは50%を超える大幅な増益。
そして、事業売却益や無形資産の償却費等の特殊要因を除いたいわゆるNON-GAAPベースでも10%近い増益を達成。
しかし今回の注目は実績にあらず。
何と言っても今期通期の予想がどうなっているのか?
それがこちら。
こらちは調整後売上高と調整後1株利益を前回の今年1月の期末決算発表時の予想、さらには前年同期と比較したもの。
ちなみに調整後売上は為替(EURO)の調整後の数字、そして調整後1株利益の方は為替(EURO)の調整後と無形資産償却等の特殊要因を除いた数字となっています。
これを見るとやはりコロナウイルスの世界的流行の影響から1月時点での予想、さらには前期と比較して特に利益面で大きな落ち込みとなっているのが見て取れます。
さらに市場予想を下回る数字となりました。
ただ、当方この結果にほっと一安心。もちろんその理由は、コロナウイルスの影響ではるかに悲観的な予想数字を想定していたから。
この結果を市場もおおむね好意的に受け取ったようで、株価も4%の上昇で終わっています。
ということでもちろんホールドに変わりありません。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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