日本銘柄のJT(2914)が7月31日、第2四半期決算を発表しました。
注目はやはり第1四半期決算では限定的だった新型コロナウィルスの影響がどの程度か。
概要は以下のとおり。
まず売上高(売上収益)は前年同期比で2.7%の減収となりました。
セグメント別の売上は以下のとおりとなっています。
こちらを見ると海外たばこ事業は増収はあるものの、国内たばこを始めその他事業での減収により減少している状況が見て取れます。
尚コロナによる影響については▲350億円程度、売上収益の3%強と発表しています。
また利益の方は為替の影響と2019年度に発⽣した医薬の⼀時⾦収⼊の剥落等もあり2ケタ減益ですが、セグメント別の調整後営業利益は以下のとおり。
調整後営業利益(AOP)︓ 調整後営業利益 = 営業利益 + 買収に伴い⽣じた無形資産に係る償却費 + 調整項⽬(収益及び費⽤)*
*調整項⽬(収益及び費⽤) = のれんの減損損失 ± リストラクチャリング収益及び費⽤等
こちらはでこぼこはあるものの、前年同期比で0.1%の減益と全体ではほぼ横ばいとなっています。
そして注目の2020年の通期予想は以下のとおり。
前回据え置いた予想ですが為替とやはり今回はコロナの影響を加味し残念ながら減収減益予想としています。
ということで、非常に厳しい発表内容と言わざるを得ません。
ただ当方かろうじてホールドを決めています。
その理由が大注目の予想配当を年間配当154円と今回も当初予想を変更せず、前期と同額としているから。(但し配当性向は96%にまで上昇することになります。)
さらに言えばやはり優待品(魚沼産こしひかりを含むごはんセット)の存在がが大きく影響していることは言うまでもありません。(汗)
(優待銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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