決算発表

ジョンソン エンド ジョンソンの2023年第1四半期決算 売上〇、利益×〇、予想〇=ホールド

ヘルスケア大手のジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)が現地時間の4月18日に2023年第1四半期決算を発表しました。

まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。

売上ですが、全体では前年同期比で5.6%の増収(為替の影響を除いた場合は9%の増収)。

これを以下事業セグメント別で見ると、消費者向け(コンシューマーヘルス)部門ではインフレに対応した値上げが下支えし売上を伸ばし、また処方薬部門ではダラザレックスなどがん治療薬の売上高が好調等、全セグメントで増収となっている状況が見て取れます。

次に利益ですが、1株利益は会計基準ベースでは-0.03ドルの赤字に転落。

但しこれは特殊要因、主に今回タルク訴訟に関する費用(69億ドル)を計上したことによるものであり、特殊要因を除いた調整後1株利益は以下のとおり2.68ドルと前年同期比で0.4%の増益とほぼ横ばいとなっています。

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またアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回る結果となっています。

最後に注目の今期2023年通期予想ですが、クローン病治療薬ステラーラなど主要医薬品の好調な販売と、医療機器部門の需要回復が業績を押し上げ、売上は前期比で5.5%~6.5%の増収、また調整後1株利益は4.5%から5.5%の増益予想とし、前回予想をそれぞれ上方修正しています。

以上、特に売上、利益ともに今期予想を上方修正したことはホルダーにとって朗報でしょう。

ということで、売上〇、利益×〇、予想〇=ホールドです。

(年内に消費者向け事業のスピンオフを控えている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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