銘柄研究

本田技研工業を即行で買い増した理由

6月11日、米国株からの配当金で本田技研工業(7267)の買い増し(100株)を行いました。

5月31日にスリーエム(MMM)売却資金で400株追加購入したばかりのこの銘柄をなぜまたまた買い増ししたのか。

ですが、ズバリ自動車認証不正が発覚したから。

ご存じのとおり6月3日、ホンダを含むメーカー5社は型式指定申請における不正行為が行われていたことを国土交通省に報告。

国土交通省は現在生産する車種で不正が確認されたトヨタ自動車やマツダ、ヤマハ発動機の3社に対し、出荷の一部停止を指示、トヨタ自動車とマツダは6日から、不正が発覚した車種の生産を停止しています。またホンダに対しては6月10日、東京 港区にある本社に対して立ち入り検査を始めました。

ということで、絶好の買い増し機会到来と考えた次第。

ホンダの具体的な不正内容ですが、「フィット」や「フリード」、「NSX」など合わせて22車種の過去に生産していたモデルで、騒音試験や出力試験の際に、成績書に実際の計測値と異なる値の記載などを行っていたというもの。

最も古い車種で2009年から行われ、2017年まで続いていたとしており、対象台数は計325万台(重複を除く)にのぼるものの現在生産中の車種はなし。

従ってトヨタ等のように生産への影響はなし。また、法規基準を満たしているため使用を続けても問題はないとのこと。

ということで、現時点において業績への具体的影響はなし。

ちなみに「騒音試験」では規定よりも厳しく設定し試験を実施、またエンジンの「最高出力および定格出力試験」では、数値を書き換えて記載した(虚偽記載)ものの対象8車種のうち6車種は目標よりも性能が高かったが、あえて低く書き換えたとのこと。(その他オルタネーターの作動条件に関するマニュアル記載ミス等あり。)

もちろん法令を違反したことは厳しくとがめられるべきでしょうが、どうやら車両の安全性や使用上の大きな問題があるわけではなさそう。

さらに言えば今回の問題は現時点では日本国内のみ。

しかもホンダの連結海外売上比率は86%(2023/3期)にも達している。

そして上記試験同様今期通期予想の前提為替レートは通期平均で1ドル=140円と実際より厳しく設定している。(笑)

株価下落により購入時の予想PERは7.8倍、またPBRは0.65倍と1倍を大きく割る水準、そして配当利回りは4%とより魅力的になっていた。

投資の神様バフェットの名言に

「私たちはただ、人々が貪欲なときに恐れ、彼らが恐れているときにだけ貪欲になろうと心掛けている。」

というのがありますが、市場は今まさに恐れている時、

と考えての貪欲買いですが、果たしてどうなりますか。

(自動車認証不正の成り行きがいまだ不透明の銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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