今回の新型コロナウイルスに端を発した株価暴落ですが、もちろんこの先いつまで続くのか、そしていつが底になるのかは誰にもわかりません。
暴落に関する連日の記事を読むと、「投資家のリスク回避の動きが進んでいる。」といった表現が目立ちます。
リスク回避の動き。
つまり、リスクの高い投資商品を売り元本が保証されている商品を購入すること。
具体的には株を売り、国債を買ったり銀行に預金として預けること。
株を売る人が多ければ多い程株価は下がる。
これ当たり前。
暴落ということですから、多くの人が多くの量の株を一斉に売っている、ということ。
これも当たり前。
「って一体何が言いたいの?」
ということですが、売った人間には売らなければならない理由があったはず。
例えば、
・近々予定されている家の修繕費用に充てるためやむを得ず。
あるいは、
・株価の暴落で含み損が増加したから。
もしあなたがこんな理由で株を売却したのなら、今回の暴落は自身の投資を見直す良い機会ではないでしょうか。
例えば、
近々予定されている家の修繕費用に充てるためやむを得ず売却したのであれば、あなたは将来必ず必要となる資金を元本保証商品で運用していなかったことになります。
いくら株式への投資が長期で見て6%程度のリターンを上げているとは言え、短期で見れば大きな変動があるわけですから、そのような投資は明らかに見直すべき、ということになります。
あるいは、
株価の暴落で含み損が増加したから。
という場合。
特にあなたが長期投資を方針としているにもかかわらずそんな理由で売却に踏み切ったのであれば、その背後にあるさらなる理由を明らかにすることが重要です。
・単に含み損の拡大をこれ以上見ていられなかった、精神的に耐えられなかったからなのか。
あるいは、
・この先株価が元に戻ることなんかあり得ない!と漠然と思ったのか。
あるいは、
・今はまだ悪化してはいないが今後業績が悪化すると思ったのか。
理由は様々でしょうが、売却した理由を備忘録として残しておき、嵐が去った後の売却銘柄の業績を含めたその後の動きを見ることが重要だと考えています。
そしてそれが必ず将来の投資の成功につながると信じています。
(暴落時の売却にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんばんは。
こういう機会では自身は投機をしていたのか、
投資をしていたのか市場が否応なしに詰問してくる感じですね。
Twitterを見ていると株式市場のトレードだけをしてる人びとが炙り出されて来た感じがします。
当方は自社株も1議決権分保有していまして、
株主数総会にも出席しています。
株式会社にとってみれば株は屋台骨。
株式はそれに紐付く会社のビジネスを理解する努力をしてこそだと思うのです。
もちろん株式投資では前提とした条件を下回った銘柄はなんらかの対処はしないといけないとは思いますが。
ひろーさん
本当に、投機をしていたのか、投資をしていたのか、がはっきりわかる相場になって来ましたね。
株価だけを見て投機したのか、ビジネスを見て投資したのかが問われているのかもしれません。