現地時間の12月12日、半導体大手のブロードコムが第4四半期決算発表と合わせ、次回12月末支払いの配当のリリースを行いました。
ブロードコムと言えば高い増配率。
直近の増配率の推移は以下のとおり見事としか言いようがありません。
・2019年 22.6%
・2020年 10.8%
・2021年 13.9%
・2022年 12.2%
・2023年 14.1%
以前第3四半期決算発表後の記事で、ブロードコムの過去2年間のフリーキャッシュフローベースの配当性向は約43%であることから、仮にフリーキャッシュフローがこのままのペースで年間8%増を達成し、配当性向に変化がなければ8%程度の増配となるのでは?
と書きましたが、今回の発表内容は以下のとおり。
四半期配当
当社の取締役会は、1株当たり0.59ドルの四半期現金配当を承認した。
配当金は2024年12月31日に、2024年12月23日の営業終了時点の株主に対して支払われる。
これまでの配当が1株当たり0.53ドルでしたから当方の試算(もくろみ)を上回る二ケタ増配の11%の増配を発表してくれました。
これぞインカムゲイン投資家みよりに尽きる瞬間。
それにしてもこの銘柄が素晴しいのが今回の増配により2011年会計年度に配当を開始して以来14年(回)連続で増配していること。
さらにトータルリターン(10年)は34.5%と市場平均(SP500に連動する代表的なETFであるVanguard S&P 500 ETF(VOO))の13.6%を大きく上回っている。
景気循環から逃れられない半導体業界にあって、増配と株価上昇の両取りを狙える稀有な銘柄。
それがブロードコムではないでしょうか。
(有利子負債残高が年間売上を上回っている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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