長期投資推奨本や著名な長期投資家の長期投資の心得として結構目にするのが、
インカムゲイン投資家等の長期投資家の場合、日々の値動きにことさら神経質になる必要はありません。
ゆったりと構えて流れに身を任せていればよいのです。
的なコメント。
そう言われるとそれも一理あるかなぁ~、などとその時は納得しても、いざ自分がホルダーとなるとやはりどうしても持株の株価が気になってしまいます。
株価が右肩上がりであればもちろんのこと、値動きの幅が狭くいったりきたりしている場合はまだ良いのですが、下落が続いていたり、値幅が大きくなったりすると気にせずにはいられなくなるのが人間の悲しい性(さが)。
そうなると、長期投資家であることなどどこへやら、毎日株価とにらめっこ、へたをすると会社昼食時やさらには休憩時間、末期的症状としては勤務時間中でも携帯やパソコンで株価を見ないと気が済まない状況になります。
(そんな経験あなたもありませんか?)
そんなことにならないよう、自らの戒めのために定期的に読み返している言葉があります。
それは、
「運用においては、長期では驚くようなことはないが、短期では驚きの連続だ。」
これは、チャールズ・エリス氏の名著「敗者のゲーム」の中の言葉。
「敗者のゲーム」と言えば、インデックス投資 インデックス投資と言えば敗者のゲームと言われるほどのインデックス投資推奨本。
インカムゲイン投資家として個別銘柄への投資を中心としている者にとっては、対岸に位置する本と思われるかもしれません。
ただどちらにも共通していることがあります。
それは長期投資を原則としていること。
以下は直近5日間のダウ平均のチャートとなりますが、確かに短期、特に日々では暴落を含む株価の乱高下は日常茶飯事。
しかし冷静に長期で見れば、以下10年間のダウ平均のチャートのように結局はおおむね順調に右肩上がりとなっている、という経験がある方は多いのではないでしょうか。
長期投資を旨(むね)としている限りにおいて、上記の言葉は決して忘れてはならない、と肝に銘じています。
インデックス投資、個別銘柄投資、インカムゲイン投資、キャピタルゲイン投資等々にかかわらずすべての投資家が一度は読んでおくべき本です。
特に長期投資の視点に立った場合、インカムゲイン投資家でも参考になる点が非常に多くためになります。
(但し、初心者の方には少々難解ですのでご注意を。)
(一冊の本を盲信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします)
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