コラム

リタイア後久しぶりに友人に会って思ったこと

元来の自分勝手であまのじゃくの性格が災いしてか友人が極めて少ない当方。

現在定期的に交流がある友人は2名。

しかも一番仲の良い友人は遠方に住んでいるため会える機会は年1回程度。

振り返れば学生時代は部活やサークル、ゼミ関係で結構時間を共にする人間が多く自分は決して友達が少ない方ではないと思っていたのですが、社会人になり結婚し子供ができ、月日が経つにつれまるで髪が抜けるように(汗)交流がなくなっていきました。

交流がなくなるということは結局のところそれらの人々にとって当方は友人ではなかった、ということであり、やはり友人と思い込んでいたこの自己中心的な性格が友人が少ない原因でもあると時すでに遅し、ですが自戒しているところです。

一方社会人となったことで会社の人間、特にプライベートを含め同期の人間と長い時を過ごして来ましたが、これは交流ではあったが決して交友ではなかった。

そのことを会社での地位に差が出ることで如実に感じることとなった。

こちらの方々も月日と共に交流がなくなり現在はほぼほぼ皆無。

もっとも仮に今会ったところで結局は会社時代の話がメインになる、ならざるを得ないわけで、窓際で会社人生を終えた人間にとって極めて居心地の悪いものとなることは明らか。

というか自身の苦い、つらい過去の記憶がよみがえることになるだけ。

元来一人でいることがあまり苦にならなかったこともあり、友人が少ないのはある意味自業自得なのですが、60歳でリタイアして早3年近くが経ち日々一人の時間ばかり過ごしていると(妻の存在は除く。)、友人の少なさに対し後悔の念が生じていることは確か。

ただ今更そう簡単に友人が作れるわけでなし。

そんな中先日久しぶりに一番仲の良かった友人からメールが。

「週末に法事でそっち(新潟)に行くので会わない?」

会わないはずなし。

ということで当日は彼が部活仲間の3人を誘ってくれ総勢5人での楽しい飲み会(当方はノンアル対応)となりました。

ちなみに今回の4人のメンバーですが、当方以外は全員がいまだに働いている。

うち一人は生涯独身であり、家計的に仕事をしなくても全く問題はない。

そんな彼ですが雇用延長した今の仕事は「給料は激減した上に忙しくて毎日夜8時くらいまで働かされてほんと嫌になるよ。」とぼやくことしきり。

もう一人は妻帯者であるもののすでに子供は独立している上に、役員の身分。「国内海外と出張続きでほんと体はガタガタ、おまけについ最近転勤命令が出たんだ。もう限界だよ。」と不満タラタラ。

でも結局彼らはリタイアすることなく仕事を続けている。

生活に困っているわけではないが、決して仕事を辞めることはしない。

その理由ですが、おそらく、

①単にお酒の勢いもありストレス解消で日頃の不満をぶちまけているだけで、決して心底今の仕事が嫌なわけではない。

②仕事を辞めてしまうと他にやることがなくなるので、止む無く続けている。

あたりでしょうか。

①は最後の最後までサラリーマンになじめなかった当方としては正直羨ましく感じてしまう。

ただ②はちょっと寂しいような。

もちろん人生は人それぞれのわけですが、特に人生後半戦に入ったら自分の好きなことをして過ごしたい。

サラリーマン生活で度々体調を崩し、限界を感じ、他人に左右されない生活を目指し40代から投資を続け60歳でリタイアした。

もちろん今の生活に100%満足しているわけではないですが、

少なくとも他人に左右されることなく自分の意思で日々好きな時間にやりたいことがやれている。

友人たちの愚痴を聞きながら、「それだけでも幸せなのかなぁ。」とあらためて思った次第です。

それにしても友人の存在って本当にありがたい。

今回当方を誘ってくれた友人には感謝感謝、お盆にまた来る予定があるとのことで、次回会える日を楽しみにしているところです。

(リタイア後の生活設計についてはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. そだお より:

    これは、
    ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ ナカーマ! 
    な私がコメント書かないと。
    ということに遅まきながら気がつきました。

    タイミングよく、
    何もしないで1日が終わります…資産運用で「資産1億円」を達成した68歳元会社員。人生勝ち組のはずが、潤沢な残高を見ても“心は空っぽ”の老後「時間が取り戻せたら」【FPの助言】

    https://news.yahoo.co.jp/articles/0b7a42fd2b5577363430e388eabfe02a39a86d84

    という記事がyahooにあがりました。
    コメント欄がにぎやかです。

    資産1億円達成してすごい!と称賛している人も多いので、正直者さんもなかなか人の達せられない域に到達されているわけです。

    そして幸せな生活を実感されている。

    その上で、更なる高み(孤独感の解消?)を目指しているわけですから、そう簡単には達成できないのは当たり前。
    資産や配当金を増やしたように、あの手この手を考えて、試行錯誤しながら生きていくのがよいのではないでしょうか?
    ここまで来ているのだから、更なる高みにもきっと行けることと思います。

    って、まるで人生相談の回答みたいなコメントになってしまいました。

    • naobito より:

      そだおさん
      おはようございます。
      当方の人生相談への回答ありがとうございました。(笑)
      加藤誠さん、ほんと他人事ではなくドキッとしてしまいました。
      「試行錯誤しながら生きていくのがよいのではないでしょうか?」⇒まったくそのとおりですね。資産形成での目標&リタイアを達成しなんだか心にぽっかりと穴が開いたようになっていますが、それもこれも資産形成&リタイア自体を目標に考えていたからなのでしょうね。
      これらはあくまで人生を楽しく生きるための手段。
      これからはそのことを念頭に喜びが得られるお金の使い方にフォーカスしていきたいと思います。
      貴重なコメントありがとうございました。

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