先日外出から帰って車庫を見るとお米の入った袋が。
「あれ、一体今頃なぜ?」
今頃なぜ、と書いたのは例年秋になると親戚の農業を営む叔父がお米を持って来てくれるから。
これまで春に持ってきてくれることは一度もなかった。
早速お礼の電話をかけると、
「いや、実は今年から米作りを止めることにしたもんで。最後のお米だと思って受け取って。」
とのこと。
叔父ももう80近くの上、持病の腰痛もあり決断したようです。
近況など話していると、
「実はちょっと話したいこともあるもんでこれからそっちに行っていいか?」
と突然の申し出。
断れるはずもなく来てもらうことにしたのですが、何分急な話なので病気等何か悪いことでも起きたのか?
と心配になりました。
で、急用とは一体なんだったのか?
ですが、はっきりとは言わなかったもののどうやらこれからの人生について悩んでいる様子。
そしてそれは生活の変化を起点に起きているらしい。
具体的には、
・今まで米作りは近所の何人かと集団でやっていたがこれを止めたことでその時間が丸々空いてしまった。要は完全リタイアした。
・(どうやらこれが悩みの一番の理由と思われるのですが)毎日家にいるようになった途端、奥さんが子供や姉妹の所にしょっちゅう泊まりに行って家をあけがちになってしまった。
・その結果これまでほとんどやって来なかった家事をやらねばならなくなった。
・そして何分田舎ゆえその状況を近所の人に知られていること、つまり世間体がひどく気になっている(様子)。
要は愚痴を言いに来たかったようなのですが、普段うちに来ることはめったにないので、ある意味それだけ切羽詰まっているらしいことはいつもと違う表情や発言でもわかりました。
実は当方の家に来る前に兄弟の家にも行って来たらしい。(これは叔母さんから聞いて知りました。)
おじさんとしては80近くになって離婚にまでは至っていないもののある意味奥さんに見放されてしまったわけで、そのショックは察するに余りあります。
そしておじさんのやや取り乱した姿を見てこれは決して他人事ではないな。
と思ってしまった。
現在妻はパート勤務に出ており、平日の日中顔を合わせることはない。
しかし遅かれ早かれ仕事を辞める日が来る。
その時どうなるか?
当方(夫)はこれまでどおりの、ある意味休日と同じような日常を送れると思い込んでいる。
一方の妻はどうか?
「カミさんは今になって「あなたは子供のおしめも替えてくれなかった。」って俺を責めるんだよ。」
とおじさんはつぶやいていました。
当方とて、妻から三下り半を突きつける可能性がないとは決して言えないのでは?
おじさんの話を聞きながらそんな考えが頭によぎり背筋に冷たいものが走ったシニア投資家なのでした。
(夫婦リタイア後の日常生活の送り方についてはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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おはようございます。
叔父さんにとっても、世の全てのおじさんたちにとっても深刻な話ですね。これはちょっといろいろと考えてしまいました。
この記事を読んで、、今のうちに備えておこうと思いました。
家事、料理が自立できるようになり
家族や親戚を大事にして
生き甲斐や趣味友達をもち
地域自治会に積極的に入り溶け込む。
そんな老齢期を送りたいなぁと。。
今のうちから計画的に備えていこうと思いました。
ウィニングチケットさん
おはようございます。
本当そうですよね。
当方はもはや手遅れ感がありますが(汗)、ウィニングチケットさんにはまだまだ時間がありますので投資同様しっかり備えておかれると良いかと。
あっ、今さらながらとは言えもちろん当方も最善を尽くします。(笑)
66歳になりましたが、定年退職後も個人事業主として
同じ職場で働き続けているのは、家に居いて家内と一緒に
いたくないとうのも理由の一つです。
仲が悪い訳ではありませんが、ある程度距離を保って
暮らすのがお互いに楽なので、できるだけこの状態で
いられるようにしようと思ってます。
会社から仕事の依頼があるあるうちは働き続けるます。
Rsingballさん
こんにちは。お元気そうで何よりです。
夫婦逆パターンですが、Rsingballさんと全く同じ考えです。
我が家も夫婦仲が悪いわけではありませんが、特に妻が距離を保って暮らしたいと考えているようです。
(というか、もし妻がパートを辞めてしまうと毎日の昼食の用意をしなければならなくなる、というのも大きな理由のようですが、、(汗))
それにしても66歳なっても仕事が苦にならないというのは本当に羨ましいです。