決算発表

ペプシコ(PEP)の2025年第3四半期決算 実績✕、対市場予想〇、通期見通し〇=保有継続

現地時間の10月9日に食品大手のペプシコ(PEP)が2025年第3四半期決算を発表しました。

概要は以下のとおり。

まず売上高は北米の飲料部門の売上高がエナジードリンクや健康志向の炭酸飲料が好調で2%増と、約2年ぶりの高い伸びを記録するなど前年同期比で2.7%(百万ドル単位での計算)の増収。

但し販売量は特に北米が飲料部門で-3%、食品部門で-4%減となり全体では1%の減少に終わっています。

次に1株利益ですが、会計基準ベースでは前年同期比10.8%減、また減損やリストラ等の特殊要因を除いたNON-GAAPベースの1株利益は第2四半期(-7%)よりは改善したものの、以下のとおり前年同期の2.31ドルに対し2.29ドルと0.9%の減益となっています。

ただ、アナリスト予想(FactSet consensus) との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに若干ではありますが予想を上回っています。

最後に注目の今期2025年通期見通し(NONーGAAPベース)ですが、以下のとおり売上(通貨変動や買収などの影響を差し引いた実質売上)は前回見通しの1桁台前半の増加を維持したものの、為替変動の影響を含む調整後1株利益については前回見通しの1.5%の減益に対し、為替による逆風が前回見通し時の-1.5%から-0.5%となったことから0.5%の減益に上方修正しています。

以上、第2四半期同様為替(ドル安)に助けられた感は否めませんが、厳しい環境下にあって見通しを含め許容範囲の決算内容と言えるでしょう。

尚、ペプシコは現在コスト削減と製品ポートフォリオの再編に取り組んでおり、同時にアクティビスト(物言う株主)のエリオットとの協議も進めていると発表。

そして10億ドルの自社株買いの実施予定は変更していません。

ということで、実績✕、対市場予想〇、通期見通し〇=保有継続

です。

(何やかや言ってもトータルリターン(10年)が市場平均を下回る銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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