当方がインカムゲイン投資を行う上で注目している指標の一つ、それが営業キャッシュフローマージン。
PL(損益計算書)の利益と違い、お化粧がきかないこの数字を非常に重視しています。
そしてその数字の過去からのトレンドを見ることでさまざまな景色が見えてくるのです。
ということで、12月決算会社の2019年度決算もすでに出ていますので、データのアップデートを行いました。
今回は公益事業銘柄。
アメリカン・エレクトリック・パワー(AEP)
エクセロン(EXC)
ドミニオン・エナジー(D)
デュ―ク・エナジー(DUK)
サザン(SO)
の5社となります。
まず各社の企業概要は以下のとおり。
その営業キャッシュフローマージンですが、以下となります。
御覧のとおりエクセロン(EXC)以外は年によりでこぼこはあるものの30%前後でほぼ拮抗しているのが見て取れます。
ではこれら銘柄の増配率はどうか?
皆当たり前のように増配を続けているわけですが、ドミニオン・エナジー(D)が頭一つ抜けている状況。
但し1月24日に発表した直近の配当のお知らせでは2.5%の増配となっており、この点を考慮する必要があります。
最後に直近の配当利回り。
アメリカン・エレクトリック・パワー(AEP)とエクセロン(EXC)が3%台、他3銘柄が4%台。
公益事業銘柄と言えば代表的なディフェンシブ銘柄にもかかわらずこれまではやや過熱感があったわけですが、今回のコロナ暴落でまたいつものポジションに戻りつつあります。
ということで、以前のように利回りが5%を超えて来たら有力な購入候補になる、と考えています。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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