先日(と言っても先月)大学時代のサークルメンバー(10人ちょっと)との集まりに参加して来ました。(at 東京)
同期と会うのは約30年ぶり。一部後輩とは卒業以来ですから実に40年ぶりとなります。
太った者、当方のように髪が薄くなった者、さらに髪が全くなくなった者、真っ白になった者等多かれ少なかれ当時の面影がなくなった面々でしたが、話せばそのキャラクターは大学時代と全く変わっておらず昔話で大いに盛り上がりました。
会の途中で一人一人順番に近況報告をするコーナーがあり、当方は最後の方だったのですが、会社を立ち上げ社長になった者を始め、皆なんらかの形で働き続けており完全リタイアしていたのはなんと当方のみ。(汗)
皆が会社の話等で場を盛り上げる中(特に会社経営者になった者は仕事柄か会社の業務内容等を熱弁する傾向がありとても興味深いものがありました)、いよいよ当方の順番。
もちろんウソを言っても仕方がないので、素直に以下の話をしました。
・卒業後勤務した会社に30数年ずっと務めていたこと
・途中2度の海外駐在があったが、2度目の駐在時体調を崩したこと
・40歳を過ぎた頃に自分はサラリーマンには向かないと思い、60歳でリタイアすることを決めたこと
・そして実際60歳で完全リタイアし現在は無職であること
等
するとそれまで盛り上がっていた場が一気に変わり、重苦しい雰囲気になっているのに気づきました。
結局自分の話は全く盛り上がらず終了。
なんだか気まず~い雰囲気になってしまいました。(脇汗)
今の時代60歳以降も働くのが当たり前であり、それはデータを見ても明らかなわけですが、やはりその当たり前、世間の常識から見ると当方は変わり者に見られた感は否めません。(当方以外に一人くらいリタイアした人間がいると期待したのですが、、、)
その後、
「海外駐在してたのなら再就職先あるんじゃないの?」
「かなりやせたみたいだけど体調大丈夫?」
等言われ、皆働いていないことに対する違和感を感じていたようでした。
ただ、本当のこと、
すなわち、
「実は働いていないのは、40歳を過ぎた頃に自分はすでに先が見えサラリーマンには向かないと思い、60歳でリタイアすることを心に誓い自分年金の構築、具体的には株式投資を開始、結果十分な資産を築けたからです。」
とはやはり言えなかった。
言えばさらに場の雰囲気が重くなる、というか怪しい目で見られた可能性が高い。
現在でこそFIREという言葉が当たり前のように使われ、そのハードルはかなり下がったとは言え、我々のように60歳を過ぎた世代の中ではまだまだマイナーな存在。
その事実をあらためて認識した次第です。
ただ久しぶりに腹の底から笑い、会自体は大変楽しく、来年以降の開催も決まりましたので次回もプチ旅行がてら是非参加したいと考えています。
(同窓・同級会等でのアーリーリタイア告白に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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勤労世代ゆえのエピソードですね。
だんだん若い世代になると多様な価値観が受け入れられていくと思います
メロリンさん
こんにちは。
60代ではまだまだ少数派なんでしょうねー。先駆け的存在だといいように思うようにします。