早速ですが10月末現在の持株(米国株)増配率一覧表を作成しました。
こちらは持株(米国株)の2021年以降の発表(宣言)日ベースの増配率と配当宣言日、連続増配年数をまとめた表となっており、10月に増配タイミングを迎えた銘柄は研究開発型バイオ医薬品企業のアッヴィ(ABBV)とエネルギー大手のエクソン・モービル(XOM)。
まずアッヴィの発表内容は以下のとおり。
・アッヴィは本日、取締役会が2026年1月16日時点の株主名簿に記載されている株主に対し、2026年2月17日付で支払われる配当金から、四半期配当を1株当たり1.64ドルから1.73ドルに増額することを決定したことを発表しました。
・これは5.5%の増配であり、配当金の増加を通じて株主の皆様に現金を還元するというアッヴィの強いコミットメントを継続するものです。
・アッヴィは2013年の設立以来、四半期配当を330%以上増加させています。
・同社は、少なくとも25年間連続して配当を増額している企業を対象とするS&P配当貴族指数の構成銘柄です。
残念ながら昨年の増配率5.8%に対し5.5%と微減となってしまいました。
正直今回の増配発表は期待していたんですがねぇ~。
非常に残念ではありますが、冷静に見れば5%を超えているということでガマンします、、、(苦笑)
尚この会社の誕生は2013年ですが、アボットラボラトリーズ(ABT)の分社化により誕生しているため、連続増配年数としては53年を数えている点も忘れてはいけません。
続いてエクソン・モービル。
・エクソン・モービルは2025年11月14日の営業終了時点の普通株式の株主に対し、2025年12月10日に1株当たり(0.99ドルから)4%増配の1.03ドルの第4四半期配当金を支払うことを発表した。
・エクソン・モービルは43年連続で増配している。
昨年が4.2%増配でしたから昨年を若干下回る数字となりましたが、今回の数字は十分想定内であり納得しています。
なぜなら第3四半期時点とは言え、業績(会計基準ベースの1株利益)は前年同期の6.12ドルに対し5.16ドルと大きく(-15.7%)減少しているから。
にもかかわらず、今回昨年の4.2%増配に対し4.0%増配と約5%減にとどめた。
とも言える。
何はともあれ今回の増配で43年連続増配を達成したこの銘柄。
振り返ればこの銘柄は、新型コロナ感染拡大下で原油価格暴落により巨額の赤字に転落した2020年、配当を維持、決して減配はしなかった。
一方で巨額の利益を計上しても決して大幅な増配を実施しない。
つまり過去はともかくこの銘柄の現在の配当政策は”何より安定配当”、ということ。
そう考えると合点がいく。
ちなみに当方の場合購入金額ベースでの配当利回りは7.2%。
増配を続けてくれるだけで十分、としなければバチが当たります。
最後に毎度毎度となりますが、配当の増加をもたらすものは増配。
さらにその増加を加速させるものは増配率の増加。
インカムゲイン投資家にとって増配を継続してくれる上に前年の増配率を上回ってくれればこれ程嬉しいことはない。
ということで、こうやって表を作成してあれやこれや考えながら眺めていること自体が何より楽しいインカムゲイン投資家として、今後もこの作業を愚直に続けて行くつもりです。
そして決算確認はもとより「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートとともに作業を続けることが銘柄選定、そして買い増し・売却判断のヒントになると信じています。
(過去の増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。
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