当ブログ(含む:旧ブログ)で何回か取り上げたシーゲルリスト。
シーゲルリストとは?
ジェレミー シーゲルがその著書「株式投資の未来」の中で1957年から2003年までの長期にわたる期間のリターンについて上位20銘柄をピックアップしたリスト。
前々回はヘルスケア銘柄。
前回は飲料銘柄を除く食品銘柄に焦点をあて、直近10年でのトータルリターンを確認して来ました。
そして今回ですが、タイトルのとおりコカ・コーラ(KO)とペプシコ(PEP)の一騎打ちで行きたいと思います。
この2銘柄については今更説明の必要はないでしょう。
但し、ともに飲料銘柄ではありますが、コカ・コーラがその飲料にほぼ特化しているに対して、ペプシコの方はスナックやシリアルも手掛けているばかりか、特におひざ元の北米地域ではむしろ飲料製品はややお荷物的存在となっていることは抑えておく必要があるでしょう。
何はともあれ10年間のトータルリターンがこちら。
まさに栄枯盛衰。
2003年までの長きに渡り素晴らしいパフォーマンスを誇っていた両銘柄も、どちらも想像以上に低いリターンとなっているばかりか、S&P500指数に連動するETF(SPDR)の同期間の数字、12.33を大きく下回る状況となっているではありませんか。
これは個人的には非常に意外な結果でした。
参考までにここ最近の両銘柄の増配率(支払日ベース)は以下のとおり。
こちらはここ最近はペプシコがリードしている状況、一方のコカ・コーラは残念ながら右肩下がりとなっています。
当たり前の話ですがトータルリターンは株価の影響を大きく受けるわけですが、過去はともかく現在の両者は、まさにセクターどおりのディフェンシブ銘柄、ある意味本来の位置に落ち着いている、と言えるのかもしれません。
以上皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです。
まだ読んでいない方はこの機会に是非どうぞ。
株式投資の未来(by ジェレミー・シーゲル)と
(シーゲルリストを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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「コカ・コーラは配当に利益をほとんど取られてるので、成長は期待するな。ペプシコのほうがいいよ。」ってモトリーフールにありました。
ホルダーとしては正直者さんが仲間になってくれると嬉しいのですが( ´∀` )
あめさん
コカ・コーラのホルダーさんだったんですね。
4%を超えて来たら購入を考えていますからご安心を。(笑)
シーゲル銘柄のその後を追うシリーズ、大変参考になります。ありがとうございます!(自分で調べろ…って話もありますかも…)
成熟企業のリターンを分かったうえで投資しよう、と解らせて頂きました。
高値買いに注意して財務堅固なほぼ倒産しなさそうな、配当もまぁまぁな銘柄を選びたいと思います。でも数多ある米国銘柄選択は難しいので、インデックスも合わせて。
みずほさん
コメントありがとうございます。
”高値買いに注意して財務堅固なほぼ倒産しなさそうな、配当もまぁまぁな銘柄を選びたい”
これ非常に素晴らしいです。これを守っている限り当方のような失敗をすることはないでしょう。(苦笑い)
naobito様、何を仰いますやら。見事に成功していらっしゃいます!
キャッシュフローを見るとか教えて頂き、感謝しています。
エクソンモービル、アメリカ個別株の中で一番多く持っています。原油40ドルになっても全然かと…。実践はマズイ事多し。
お勤め先の会社は判断が早いですね。いやもうすぐ6月か…。
ここで残業を渋ったら奥様の目が…、大変ですが身体に気をつけて頑張って下さいませ。
みずほさん
ありがとうございます。
そんな風におっしゃってくれるのはみずほさんだけです。
(爪の垢を煎じて妻に飲ませたい、、、(内緒です))