早いもので米国株投資を開始して約10年、現在の保有銘柄数は16銘柄にまで増えていますが、初めて購入した銘柄がシティグループ(C)でした。
今でこそインカムゲイン投資家を名乗っていますが、投資を開始した当初は正直方針が明確ではなく、ある時はキャピタルゲインを狙い、またある時は配当狙いといったように好きなようにというか場当たり的な投資をしていたように思います。
そんな中でなぜこの銘柄を購入したのか、ですが、
”当方お気に入りの経済評論家が推奨していたから”、、、
今から思えばまったく恥ずかしい限りですが、購入当時の2008年は銀行株は絶好調であり、ろくに銘柄研究もせずにただそれだけで購入を決めたのでした。
それも複数銘柄に投資すればいいものを当時の自分にはかなりの金額をこの1銘柄に、、、
そして購入後にあのリーマンショックが発生。
他の銀行株同様、というかそれ以上にシティ株は暴落の一途をたどったのでした、、、
そのシティグループを今回節税のため自社株売却での売却益を損益通算で減らす、という目的もあり売却することにしました。
現在の株価で計算すると確定損失はゆうに100万円を超えることになります。
- なぜリーマンショック発生直後にすぐに売却しなかったのか?
- 直後と言わぬまでもその後配当利回りが極めて低かった(つまり投資方針からはずれていた)にもかかわらずなぜズルズルとここまで保有し続けたのか。
- そもそもろくに調査もせず、なぜ単に評論家の推奨だけで安易に購入に走ったのか。
等々、反省点は山ほどあります。
また暴落からしばらくの間は評論家さんをうらんだりしたものでした。
(実はこの評論家さんは推奨した銘柄を自ら購入しなかったどころか、等の昔に米国株から足を洗っていたことが後になってわかった、というオチまでつく始末、、、)
ただ言い訳に聞こえるかもしれませんが、初めて購入したこの銘柄での大失敗が現在の投資方針の策定、そして年間200万円を超える配当金へと導いてくれたのだと思っています。
そういう意味では誠に痛い損失ではありますが、株式投資の厳しさ等、それ以上のものをもらたらしてくれた銘柄として今となっては感謝している自分がいることも事実です。
長い間のお付き合いでしたが、人生初購入のシティさん、さようなら~、そしてありがとう!
(投資にあたってはくれぐれも自己責任にてお願いいたします。)