通信大手のAT&T(T)が現地時間の9月10日、Bank of America Securities 2020 Media, Communications & Entertainment Conferenceにおいて、最新の経営状況に関するプレゼンテーションを行いました。
その中で当方が注目した内容は以下のとおり。
・AT&Tはブロードバンド接続(ファイバー、5G)とソフトウェアベースのエンターテインメント(HBO Max、AT&T TV)の市場に焦点を当てた領域の成長をサポートするために投資し続ける。また変革と効率化の取り組みにも投資している。
・AT&Tは2020年末の配当性向を60%の範囲で見込んでおり、同社はその範囲の下限を目標にしている。
・配当後の余剰現金を使用し、純負債をさらに削減することを計画している。
・タイムワーナートラン買収完了以降、AT&Tは正味負債を約300億ドル削減し、2020年の第1四半期以降、歴史的な低金利を利用して約300億の借入金の借り換えを行って来た。
・AT&Tは引き続き、株主価値の増大のためにポートフォリオ内の非中核資産の収益化(売却)を模索し推進している。
正直これらの内容は以前の発表と変わっていませんが、この中での一番の注目と言えばやはり配当に関する発言でしょう。
つまり配当については、60%台の配当性向を見込んでおり、その範囲の下限を目標にしている。
この点に変更はない。
ちなみにAT&Tの増配発表タイミングは毎年12月、ということで今期の増配率を勝手予想してみました。
<条件>
・今期の営業キャッシュフロー、設備投資額は単純(&超乱暴)に第2四半期(累計)の金額の2倍とする。
・配当性向は60%とする。
・発行済み株式数は6月末時点の株数を使用する。
<計算結果:単位表示のないものはすべて百万ドル>
・営業キャッシュフロー=20,925×2=41,850
・設備投資額=9,372×2=18,744
・フリーキャッシュフロー=23,106
・予想配当額=23,106×60%=13,864
・発行済み株式数=7,125(百万株)
・予想1株配当=1.95ドル
・以上から、予想四半期1株配当=0.49ドル
ということで、現在の四半期1株配当は0.52ドルだから、5.8%の減・配・、、、、
AT&Tさん、お願いだから衛星テレビサービス(ディレクTV)事業を即行で売却してくれ~~!
(たとえ3兆円を減らしてもいまだ莫大な借金を抱える銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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