9月17日、きのこ製造・販売の雪国まいたけが東証1部への上場を果たしました。
というか正確には再上場。
大平喜信氏が創業したこの会社ですが、もやしの製造・販売からスタートした小さな会社が当時人工栽培が難しいと言われていたまいたけの栽培に成功。
あっという間に規模を拡大、そして上場を果たすまでに急成長。
しかし2013年には金融商品取引法違反で大平社長が辞意を表明。
その後すったもんだの末、2015年に投資会社のベインキャピタルによるTOBが成立し筆頭株主となり上場廃止。
そして今回再上場に伴い49%の株式を保有する精米卸の老舗神明が一部株式を引き受け連結子会社となりました。
上場初日の終値は2090円。
第1四半期及び今期(2021年3月期)業績予想は以下のとおりとなっており、順調な様子が伺えます。
今期の年間配当予想は1株当たり42円。
そしてもちろん株主優待もあります。
その内容は以下のとおり。
株主優待の内容
(1) 対象となる株主様
毎年3月末日の株主名簿に記載された 1 単元(100 株)以上保有かつ6ヶ月以上継続保有(割当基準日である3月末日とその前年の9月末に、同じ株主番号にて、連続して株主名簿に記載された状態をいう)の株主様を対象といたします。
(2) 優待内容
上記対象株主の皆様へ 3,000 円相当の当社商品をお届けいたします。
(3) 贈呈時期及び方法
毎年 6~7月頃に、直前の3月末日現在の対象の株主様に発送する予定であります。
何より地元新潟県の企業、そして優待もある、しかも主婦(妻)の味方きのこ、さらに配当と優待を合わせれば利回りは3%を超える。
ということで、応援したい気持ちはやまやま、ではあるのですがそれを阻む数字が。
そう、お化粧でごまかせない営業キャッシュフロー。
前年よりも大幅に改善しているとは言え第1四半期では赤字。しかも借入金残高は200億円を超えている、、、
むろんきのこが売れる季節と言えばなんといっても晩秋から冬。
第1四半期のみの数字で判断するのは早計。
ということで、今回は優待をあきらめ少々長い目で推移を見守ることを決意した中年投資家なのでした。
(上場直後の優待銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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雪国まいたけのIPO株の抽選に当選しましたが、
公募割れの可能性があり購入は見送りました。
Rsingballさん
おー、当選されたんですか。
しかし見送り、さすがです。