マクドナルド(MCD)が現地時間の11月9日に第3四半期決算を発表しました。
今回の注目はもちろん新型コロナウィルスの影響。
前回第2四半期決算では新型コロナウィルスの影響をもろに受け、大幅な減収減益となったわけですが、10月8日に発表した第3四半期の売上は前年同期比で全体では2.2%の減収とほぼ前年並みにまで復活、そして米国は4.6%増と増収に転じています。
ということで、大いなる期待を持って早速内容を確認してみることに。
売上高は事前発表のとおり海外の減少を米国が補い、全体では前年同期比で2.2%の減収となったものの、アナリスト予想(S&P5 Capital IQ コンセンサス)の53.7億ドルを上回りました。
そして注目の利益ですが、第2四半期の大幅な減少から営業利益で5%、そして当期利益では10%の増益に転じています。
また特殊要因を除いた1株利益は2.22ドルとこちらも増益を達成。
アナリスト予想の1.90ドルを大幅に上回りました。
ということで、ほっと一安心。
ただそれ以上に安心の内容が。
そう、キャッシュフロー。
前年同期比で営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローともに大幅に増加。
この結果新型コロナウィルス流行により増加した有利子負債の返済に充てることができている。
そしてすでにお伝えしたとおり、10月には3.2%の増配を発表。
折しも発表当日、ファイザーが新型コロナウィルス感染症ワクチンの臨床試験(治験)結果を公表、コロナに疲れた人々に明るい話題を提供しました。(もちろん承認はこれからですが。)
その意味では今回のマクドナルドの決算も投資家の気持ちを明るくしてくれたことは確かです。
(コロナ再拡大下、外食銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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