6月に上場したロイヤルティ・ファーマ(RPRX)が11月11日に上場後2回目となる決算(第3四半期決算)を発表しました。
企業概要
ロイヤルティ・ファーマはバイオ医薬品業界のイノベーションに対し資金提供を行う米国企業。
主に学術機関、病院の研究所および非営利団体などが研究したバイオ医薬品に関する特許を購入し、それらをイオテクノロジー企業や大手製薬会社へ販売することでロイヤルティ収入を得る。
ポートフォリオには商用製品のほか、開発段階の製品候補の特許も含まれる。本社所在地はニューヨーク。
(YAHOOファイナンスより)
この会社ですが、バイオ医薬品企業ではなくバイオ医薬品投資企業。
つまり投資会社。
このあたり非常にわかりにくくピンと来ないのですが、新薬を全部自前で開発できない大学や企業等に対して一部の特許を購入し資金提供を行っている企業であり、新薬の一部の特許を取得、新薬売り出し後、ロイヤリティの入金を得るビジネス。
一種の課金ビジネスであり従業員は少ないものの、新薬開発に関する豊富な知識を有しており参入障壁は高いとのこと。
前置きが長くなりましたが、決算の概要は以下のとおり。
尚この銘柄の場合投資会社という性質上、キャッシュフローが業績を見る上でのメインの指標となります。
まず営業活動によるキャッシュフローは前年同期比で17%増。
そして一般企業の純利益にあたる調整後キャッシュ受領額は12%増と2ケタの増加を達成。
さらに2020年の通期予想も合わせてリリース、以下のとおり上方修正しています。
気になる配当ですが、すでにお伝えしたとおり9月2日に初めてとなる配当のお知らせをリリース、四半期当たり0.15ドルとしています。
現在の株価が40.31ドルですから配当利回りは1.5%。
しかしこの銘柄は低利回りには目をつぶれる参入障壁の高さと利益を生み出せるビジネスモデルを持っている。
ということで将来購入の有力候補として、今後もしっかりとモニターしていくつもりです。
(上場していまだ日の浅い銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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