配当

2020年の持株の増(減)配実績をまとめました

インカムゲイン投資家の何よりの楽しみの一つが持株の増配発表。

特に前年よりも増配率がアップした時のうれしさ、と言ったらありません。

まさに至福の時と言っていいでしょう。

しかし今年2020年は、新型コロナウィルス大流行による長きに渡る経済活動の停滞により4月には配当のよりどころだったロイヤル・ダッチシェルが66%もの大減配を発表するなど、非常に厳しい一年となりました。

【速報】ロイヤル・ダッチシェル戦後初、66%の大減配発表!でもろくも崩れ去った人生設計とはエネルギー銘柄のロイヤル・ダッチシェルが現地時間の4月30日に配当のお知らせをリリースしました。 奇しくもライバルのエクソンモービ...

ということで、2020年の売却済み銘柄を含む持株の増(減)配実績をまとめたものが以下の表となります。

参考として2019年の増配率と並べていますが、実際に配当の決定に際し新型コロナウィルスの影響が(ある意味真剣に)考慮されたのは宣言日が4月以降の銘柄と考えています。

という前提に立てばそんな厳しい状況の中でも前年よりも増配率を上げたジョンソン エンド ジョンソンとプロクター&ギャンブル、そして10%を超える増配率を発表したモンデリーズ・インターナショナルはいくら巣ごもり消費の影響があったとは言えさすが、と言わざるを得ません。

また前年度比で数字を落としているとは言え、2年連続で10%を超える増配率を発表したアッヴィ、そしてブロードコムの両銘柄は最近になって購入した銘柄だけにインカムゲイン投資家身寄りに尽きると言えます。

一方3月には原油先物価格が瞬間的とは言えマイナスとなるなど歴史的な暴落相場となったエネルギー銘柄は前述のロイヤル・ダッチシェル、そして連続増配が途切れたエクソン・モービルと株価同様苦難の年になってしまいました。

冷静に2020年を振り返れば売却済み銘柄を含む19銘柄中、増配ストップを発表した銘柄が4銘柄、そして前年より増配率を上げた銘柄はわずか5銘柄、とやはり新型コロナウィルス流行の影響は大きかった、と言わざるを得ません。

ただ当方、この先何があってもこの表の作成を止めるつもりはありません。

どんな結果となろうとも自身の備忘録として、またある意味自身の投資判断への戒めとして今後も続けて行きたいと考えています。

(過去の増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ウィニングチケット より:

    おはようございます。

    エクソンモービルとAT&Tは
    まだ増配宣言がなかなか出ないですね。

    このままですと配当貴族から陥落してしまいますが、
    タイムリミットはいつまででしょうか。

    • naobito より:

      ウイニングチケットさん
      おはようございます。
      残念ながら両銘柄とも配当維持で終わりましたので配当貴族銘柄から陥落しております。
      エクソンについては次回1月末の配当発表で減配するかどうかに注目しています。

  2. ウィニングチケット より:

    Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

    もうタイムリミット過ぎているのですね!!!
    ということは配当維持を今後続けても、
    増配をしても、、
    配当貴族にはもうならないということですね。

    エクソンモービルは配当維持するだけでも
    頑張っていると思いますが
    AT&Tは、、うーん、、
    あっけなく陥落しましたね。。
    もう少し頑張るかと思ったのですが、、、

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      今回の件で配当利回りの意味を再認識した投資家は多いのでは?
      ただアルトリアだけは例外であって欲しいものです。

  3. ウィニングチケット より:

    https://www.dividendinvestor.com/dividend-quote/t/

    AT&Tの配当実績を調べてみました。

    2020 2.08
    2019 2.04
    2018 2.00
    2017 1.96
    2016 1.92
    と過去5年間は微々ではありますが増配しています。
    昨年から今年は2.04から2.08になっているので
    配当貴族を現時点では継続しているのではないでしょうか。

    同じく
    エクソンモービルも配当実績を調べてみました。

    2020 3.48
    2019 3.43
    2018 3.23
    2017 3.06
    2016 2.98
    と過去5年間は微々ではありますが増配しています。
    昨年から今年は3.43から3.48になっているので
    こちらも配当貴族を現時点では継続しているのではないでしょうか。

    https://www.dividendinvestor.com/dividend-quote/xom/

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      ご指摘ありがとうございます。
      ウィニングチケットさんの書かれているとおりで間違いありません。
      確かにAT&Tの場合2019年から2020年は増配しています。
      但し以前の記事にも書きましたがこの銘柄の場合ここ最近の増配タイミングは12月の配当のお知らせ時、つまり2月支払い分の配当のお知らせ時だった。
      それが今回、12月11日にリリースした内容が前回と同じ1株当たり0.52ドルだった。
      もちろん今後5月、8月、11月支払いのいずれかでサプライズ増配をすれば2021年として見れば増配継続ということになるわけですが、少なくとも1年以上
      増配をしなかったことが確定してしまいました。
      一方のXOMですが、こちらも2019年から2020年は増配していますが、通常の増配タイミングである4月発表、6月支払い時に増配しなかった。
      そしてその後も増配せず1株当たり0.87ドルを継続している。その結果こちらも1年以上に渡って増配をしていない。
      ということで真の意味での増配継続とは言えないのでは?、と考えた次第です。

      • ウィニングチケット より:

        明けましておめでとうございます。
        本年もよろしくお願い致します。

        いつもの増配宣言が出るタイミングから
        このような状況なので後ろ倒しに
        なってしまっているということですね。

        以前、買おうとおっしゃっていた
        RPXPに参戦しました。
        営業利益率が見たことがないレベルですね(笑)

        売上がほぼ利益という驚異的利益率。
        経費が驚くほど少ない超効率経営モデルですね(笑)

        コレからの成長を楽しみに決算のたびにちょっとずつ
        買い増ししようかなと考えています(∩´∀`)∩

        • naobito より:

          ウィニングチケットさん
          あけましておめでとうございます。今年も宜しくお付き合い下さい。
          当方、配当利回りを優先してしまい結局購入には至っていませんが、ロイヤルティ・ファーマ(ティッカーシンボル:RPRX)でしたら本当にいい銘柄ですよね。
          バイオ医薬品投資企業と言うビジネスモデル上、新薬開発に対する目利きさえ間違わなければある意味自動的に利益が出ることになります。
          注意点としては利益については「調整後キャッシュフロー」で見ること、でしょうか。

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