通信大手のAT&T(T)が現地時間の6月25日、配当のお知らせをリリースしました。
AT&Tと言えば長きに渡り毎期判で押したように0.04ドルの増配を続けていたわけですが、増配タイミングの今年2月支払い時は増配を見送り、連続増配が途切れることになりました。
今回のリリース内容ですが。
7月9日の営業終了時点の株主に対し1株当たり0.52ドルを8月2日に支払う。
というもの。
今回も前回と同額の配当となっています。
ということである意味至極当たり前の内容。
ただこの当たり前の配当もやがて終わりを告げることになります。
その理由は現地時間の5月17日に発表されたワーナーメディア事業のスピンオフと同業のメディア大手、ディスカバリーとの統合による新会社設立計画。
いや、正確に言えばこの計画と同時に発表された配当に関するリリースの内容。
具体的にはスピンオフ完了後のAT&Tに関しては、200億ドルのフリーキャッシュフローの40%から43%を配当に充てたい。
と公表した。
つまり配当総額は80億ドルから86億ドルとなる予定。
これに対し昨年2020年の年間配当支払額は約150億ドルだった。
そう、新AT&Tの配当は43%から47%もの減配となってしまう。
但し、統合の完了予定は来年2022年半ばであり、当面は現在の配当が維持される。
ある意味まだ時間はある。
減配するとは言え、批判も多かったこれまでの多角化路線から携帯事業等に傾注する道を歩む新AT&Tに期待してホールドを続けるのも選択肢。
あるいはこの銘柄に見切りをつけ、新たな銘柄へ投資するのももちろんアリ。
さらにゼロか百かではなく、一部のみ売却する手だってある。
ということで今後1年近い時間をかけてこの銘柄の扱いを考えたいと思っています。
(事業の集中に方針転換するも、減配が確定している銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
おはようございます。
やはり連続増配貴族でも、高配当株は
減配リスクが高いですね。
Tは異常な高配当状態がずっと続いていたので
いつかは減配が来るとは予想していましたが
減配が来てから売却するよりも
そもそも異常な高配当には長期投資はしない
(配当貴族でも)
というルールを私は鉄則ルールとしております。
年利数%の微微たる配当をもらう為に
何十%ものリスクをとるのは
高リスク低リターンの典型のような
投資になるためです。
これはジェラルドローブの本で学んだ
思考哲学です。
異常な高配当はシクニカルトレードと
位置つけて,遊びでトレードするくらいの
感覚でおります。
正直者さんの場合は取得単価がずっと前の
株価で安全域が非常にあるのでしょうから
今の株価や配当が大きく下がっても
十分な水準かと推察いたしますが。
今は
エクソンモービル
シェブロン
あたりが減配リスクがとても高いゾーンかと
思います。
ウィニングチケットさん
こんばんは。
「異常な高配当には長期投資はしない
(配当貴族でも)というルールを私は鉄則ルールとしております。」
これが大正解。
目先の配当に目がくらみ、これを守らないと当方のような目にあうことになります、、、(自虐的&苦笑い)