シテイグループ(C)への投資で俄然米国株に興味が湧いた当方、米国株に関する本はないか?と物色を開始。
すると目に留まったのが、ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」。
ページ数は多いし、1ページ当たりの字数も多く骨の折れる本でしたが何とか読み終えることができました。
この本を読んだ当方、まさに目からうろこ。
そこには、インデックス投資を基本としつつも、
・配当を出し続ける事が出来る高配当、割安(低PER)の企業に投資すること。
・下落相場においても配当の再投資を繰り返すことで、極めて高いリターンを得られること。
・企業の成長率・収益率の高さと、投資リターンとは異なること-株価に織り込まれている高い期待収益(PER)は、高いハードルとなりリターンを悪化させること(成長の罠)。
等が長期に渡るデータと共に示されていたのです。
そして何と言ってもこの本の中で一番目を引かれたのがこちら。
(※元の表をわかりやすいように変更しています。)
これ今さら説明の必要もないでしょうが、1957年から2003年におけるトータルリターンの上位20銘柄のリスト。いわゆる生き残り銘柄リスト。
「ほー、なんだか意外な銘柄が並んでいるなー。」
というのが第一印象。
意外な、というのはIBM等のITセクターに属するいわゆるグロース銘柄ではなく、たばこ銘柄やヘルスケア銘柄等、地味な銘柄ばかりが並んでいたから。
当時はまだインカムゲイン投資をそれほど強く意識したわけではありませんでしたが、とりあえず当面はこのリストの中の銘柄を購入することにしたのでした。
そう、これが当方のインカムゲイン投資の始まり。
そしてこの本との出会いが当方の運命を変えた。
と言っても過言ではありません。
その後はインカムゲイン投資、つまり優良配当銘柄の中で購入時配当利回りの高い銘柄に投資、そして追加資金投入+配当再投資によるスノーボール投資の道をひた走り現在に至ることになります。
ということで、種銭作りを含むこれまでの当方の投資履歴というか遍歴を簡単に振り返って来ました。
ここで当方が本格的に投資をスタートさせた以降の米国株投資を除く成績(確定損益)を商品別にまとめてみました。(合算したくはなかったが、、、)
それがこちら。
これを見れば一目瞭然の大惨敗。(もっ、ものすごい損失額。)
現在の米国株のインカムゲイン投資以前の投資がいかにひどいものだったかがお分かりいただけるかと思います。
(つっ、妻には死んでも言えない。この表、墓まで持っていきます。)
もちろん日本株にせよ、FXにせよ、海外投資にせよ、世の中にはそれら投資で成功していらっしゃる方はたくさんおられます。
当方の惨敗は、
・単に才能(センス)がなく失敗しただけ。
・たまたま超運悪くリーマンショックという100年に一度あるかないかの未曾有の金融危機に遭遇したから。
なのかもしれません。
ただ皆さんには当方のような回り道(失敗)を絶対にして欲しくない!
結果論ですが、当方の場合米国株投資を本格的にスタートするまでの約5年間が無駄、(というか大損失、それも無視できない金額)だったということになります。
自身の苦い経験から見えたもの、それが、
「長期投資で最も効率よく資産を増やせる商品、それは米国株。」
投資年数を経るにつれその思いを強くしている今日この頃です。
あなたの運命も変わるかも?
株式投資の未来(by ジェレミー・シーゲル)
(シーゲル銘柄からの投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんばんは。
なるほどなるほど、ここでシーゲルさんの登場となるのですね。
今までの1200万に上る勉強代をもとに、シーゲルさん本に出会い米国株配当再投資スノーボール作戦が開始されたのですね(⌒‐⌒)
私もおかげさまで不良中年さんのプログと出会ったおかげで、米国株配当再投資スノーボール作戦を始めることができました。
とりあえず、ギャンブルみたいなFXや海外なんちゃらヘッジファンドやらには投資せずに、米国株連続増配銘柄リストを作成し、その中で毎月利回りが高いものをピックアップしコツコツ買い増ししてスノーボールを大きくしていきます(^-^)
これからもよろしくお願いします
ウィニングチケットさん
それにしても遠回りし過ぎてしまいました。
だから今の若い方にはそんな状況になって欲しくない。
という思いで、あえて金額を公表してこのシリーズを始めました。
当方の失敗が少しでも参考になればこれに勝る喜びはありません。
正直者さんこんばんは
なるほど、米国株を見捨てなかった理由はシーゲル本だったのですね。
5年間の試行錯誤(とタイミングの悪さ)の結果たどりついた、増配銘柄への配当金再投資。
今度はリーマンショックからの回復というタイミングの良さも相まって、配当金300万円まで駆け上がってきたわけですね。
しかし正直者さん、確定損益-1200万円から、配当金300万円(評価額約6400万円)まで10数年って凄くないですか?
信用取引もやってないわけですし、下手なキャピタルゲイン投資より効率いいですよね。
三菱サラリーマンさんも10年かからずに目処が立つ金額を稼いでアーリーリタイアされましたが、米国株増配銘柄配当金再投資って凄いですね。
そだおさん
本当におっしゃるとおり。
米国株へのインカムゲイン投資ってすごい。
これ、想像を絶するものでした。
そして配当収入300万円まで一気に駆け上がった理由は他にもありまして。
詳細は本日アップの記事をご覧ください。
こんばんは。
正直者さんの私の投資履歴書シリーズは何度読んでも楽しいですね。
11話でシーゲルさん本に出会い米国株配当再投資スノーボール作戦が開始されたところで、更新がお休みされてありますが、
スノーボール作戦はじめられてからの日々もこちらでゆっくり連載いただけるとありがたいです。
ジョンソンエンドジョンソン
P&G
コカ・コーラ
ペプシ
マクドナルド
Pfizer
アルトリア
などなど現在のレギュラー達はそれぞれ何年位前からいつごろから買いだしたのか、気になりますっ。
ちなみに、11話の舞台になった時代は何年ころのことですか^^
これからもよろしくお願いします
ウィニングチケットさん
おはようございます。
「私の投資履歴書シリーズ」を読んでいただきありがとうございます。
個人的には一番皆さんに読んでいただきたいと力を入れて書いた記事なのですが、いかんせん人気がないようでして、、、(汗)
今後ウィニングチケットさんのような奇特な方が増えれば続編の掲載も考えたいと思います。
11話の舞台は2008年、その年から現在のレギュラー銘柄の購入をスタートしています。(尚KOはいまだ購入に至っていません。)
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
なつかしい・・・
私のコメントも残ってる。
投資履歴書シリーズ読み返しました。
シーゲル本
リーマンショックからの回復
海外勤務手当
奥さんが節約家
自社株の売却
が確定損益-1200万円から、配当金300万円(評価額約6400万円)までの原動力だったのですね。
三菱サラリーマンさん(穂高唯希さん)があっという間に資産を増やしてアーリーリタイアされたのがこの頃だったのですね。
昨日から朝日新聞にFIREの連載コラムを書くことになったようで、
「配当金>生活費」になれば経済的には自由
という見出しが魅力的です。
正直者さんは配当金300万円。
穂高さんも凄いけど、正直者さんも凄い!
そだおさん
こんにちは。
読み返していただいた上に、きれいに要点をまとめていただきありがとうございます。
穂高さんが朝日新聞のコラムをスタートしたことは知っていましたが、そんな見出しが載っていたのですね。
当方の場合、配当のみでは生活費はまかなえていませんが、65歳から年金が支給されれば理屈の上では経済的
自由を獲得できることになります。
そだおさんはまだまだお若いのですから、当方の年齢になる頃には必ずや経済的自由を獲得されていることでしょう。
その時までなんとか生きているつもりですので、吉報お待ちしてます!
こんにちは。
おぉ、懐かしい記事のコメントが伸びていますね。
そういえば、僕の取引の成績はどうなんだろうと確認してみると、2018年は微損、そこからトータルではプラスにもっていっています。
功を奏したのは日本大型株から米国成長株への軸足を移したことですね。
あとは、日経新聞を真剣に読まないことでしょうか(笑)
(日経新聞が記事にすると市場関係者全てに知られてしまうので読んでから投資は遅いと知りました。。。)
ひろーさん
こんにちは。
「日本大型株から米国成長株へと軸足を移したこと。」
これは賢明な選択でしたね。さすがです。
あと「日経新聞を真剣に読まないこと。」には思わず笑ってしまいました、、、
おはようございます。
おおっ、皆さん懐かしい記事に集合ですね。
正直者さん、やはりここは
コアな読者は皆がこの続編を期待しているということですよ。
ぜひ、2008年からの歩みを
ゆっくりゆっくり記して頂きたいです。
ジョンソンアンドジョンソン
プロクター・アンド・ギャンブル
ペプシコ
マクドナルド
あたりとのお付き合いや
増配率や配当金の積み上がり具合を
ぜひ追体験させて頂きたいです。
ウィニングチケットさん
こんにちは。
こんな風に結構前の記事にコメントいただけるなんて思っていなかったので、きっかけを作ってくれたウィニングチケットさんに感謝感謝です。
個々の銘柄に焦点を当てつつ、これまで投資を振り返る。
というのもなかなか面白い視点かもしれませんね。