今さら書くまでもありませんが、インカムゲイン投資家のお楽しみと言えば配当の積み上がり。
当方の場合、配当金を受領する都度金額等を記録しているわけですが、それと同時に集計しているデータがあります。
それが、
銘柄ごとの投資回収率。
投資回収率とは、総配当受領額(税引き後)の総投資額に対する割合のこと。
例えば総投資額が100万円でこれまで受領した配当金の総額が10万円であれば投資回収率は10%といった具合です。
回収率が100%を超えれば投資分はすべて回収された(元が取れた)、つまり今後万が一会社が倒産して紙くずになっても損はしない、ということになります。(但し受領した配当をそのまま現金としてキープした、という前提での話ですが)
こうなればもう左うちわ状態、あとは余裕を持ってこのいわば”殿堂入り銘柄”を保有することができるわけです。
もちろん回収率は買い増しすればするほどその割合は下がってしまうわけですが、それでもこの数字を見るのは楽しいものです。(ちょっと変わり者?)
ということで2021年もロイヤル・ダッチシェルからの入金をもって終了しましたので、早速データの最終集計を行いました。
その結果がこちらとなります。
こちらは投資回収率が50%を超えた7銘柄となりますが、残念ながらいまだ元を取れた(回収率100%超え)銘柄は出ていません。
第1位はファイザーの71.9%、そしてがマクドナルドが67.4%で第2位、さらにアルトリアが65.8%が第3位で続いている状況となっています。
参考までに金額ベースでの上位7銘柄は以下となります。
堂々&ぶっちぎり第1位は300万円超えでロイヤル・ダッチシェル。
但し第2次大戦以降一度たりとも減配をしていなかったこの銘柄はコロナの前ではなすすべなくついに減配、それも66%もの大減配を実施したためすでに大部分を売却済み。
アルトリアが200万超えで第2位、そしてAT&Tも同じく200万超えの状況。
尚、第3位のAT&Tですが減配こそしなかったものの、今年の増配率はゼロ。
しかも来年には大減配を予定。
ということで、
やはり高配当銘柄には裏、というかそれなりの理由、つまりリスクがある。
という投資のセオリーとも言える事実を再認識することとなりました。
当たり前の話ですが、投資回収率については投資期間が長ければ長い程、また買い増しをしなければそれだけこの数字は上がるわけで、この順位が決して真の実力を表しているわけではないのですが、「モチベーションアップ」の意味でその目的は十分、いや十二分に果たしていると言えるでしょう。
これら数字を眺めていると日々の仕事でのストレスも軽減されるというものです。(ってやっぱり変わり者?)
何はともあれインカムゲイン長期投資家の皆さん、一度お試しあれ。
(投資回収率のみを追い求めての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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