配当

ギリアド・サイエンシズが2.7%増配を発表 

バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)が決算発表日と同日の現地時間2月6日に配当のお知らせをリリースしました。

リリースの内容は以下のとおり。

ギリアド・サイエンシズ社は本日、同社の取締役会が、2024年第1四半期から同社の四半期現金配当を2.7%増額することを決議したことを発表しました。

この増額により、普通株式1株当たりの四半期配当金は(これまでの0.75ドルから)0.77ドルとなります。

この配当金は、2024年3月15日の営業終了時点の登録株主に対して、2024年3月28日に支払われます。

ギリアド・サイエンシズと言えばすでに別記事でお知らせしたとおり、同日に発表した第4四半期決算は前年同期比で減収(-4%)増益(+3% - 調整後1株利益)だったものの、通年では以下のとおり前年を下回る結果に終わっています。

となれば増配には決して期待できなかったわけですが、ふたを開けてみれば四半期ベースで昨年と同額の2セント増配を発表した。

ということで、正直ホッとしているところです。

そのギリアドの最近の話題と言えば1月22日に、会社が期待を寄せる抗がん剤(乳がん等治療薬)トロデルビーについて、以前に治療を受けたことのある進行性非小細胞肺がん患者を対象とした後期臨床試験で生存期間を有意に延ばす主要目標を達成できなかった、と発表したことで株価が10%以上下落したことは記憶に新しいところ。

但し、一部アナリストがトロデルビーについては初期治療薬として市場シェアを維持する可能性はまだある、との見方も示していることもあり、もう少し状況を見極めたいと考えているところです。

(新型コロナ治療薬には完全に頼れなくなっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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