3月7日にヘルスケア大手のファイザー(PFE)から配当金を受領しました。
ファイザーの増配タイミングは今回3月の支払い分となっており、すでに発表のとおり前回の1株当たり0.39ドルから0.01ドル増配の0.40ドルとなっています。
この銘柄を初めて購入したのがバイオ医薬品とワクチンに強みを持つワイス買収によるまさかの大減配(50%減配)直前の2008年という最悪のタイミング、しかしその後めげることなく2009年から2011年まで地道に買い増しを実施し現在に至ります。
これまでの配当金の積み上がり状況は以下のとおりとなっており、総投資額158.6万円に対する総配当受領額は約117.6万円、その回収率は74%にも達しています。
業績の方ですが、直近2021年第4四半期決算は前年同期比でワクチン売上が大幅に伸びたことにより、105%もの増収を達成。
また調整後1株利益も約293%増と4倍弱に。
そして売上の方はアナリスト予想を若干下回ったものの、利益はを上回る結果となっています。
また2022年の通期予想はアナリスト予想には届かなかったものの、新型コロナワクチンに加え治療薬の貢献もあり売上予想の上限値は1,000億ドルを突破。
調整後1株利益は6.35ドルから6.55ドルと前期2021年の4.42ドルに対して44%から48%もの増益予想となっています。
まさに新型コロナワクチン様様(さまさま)で絶好調。
しかし当方この銘柄の売却を考え始めています。
その理由がこの銘柄がもはや以前のファイザーではないから。
新薬の開発を中心としたバイオ医薬品企業へと完全に生まれ変わってしまった。
そして成長最優先の企業になってしまった。
それが証拠に冒頭で触れたとおり12月10日に発表した配当のお知らせでは、業績好調にもかかわらずそれまで続けていた0.02ドルの増配から半減のわずか0.01ドルの増配にとどめた。
となるとインカムゲイン投資家にとって投資妙味の薄れた銘柄になっていることは間違いない。
しかもコロナ関連製品への依存度があまりにも高くなってしまった。
ということで、新型コロナの感染状況を見ながら感染終息の前にこの銘柄を手放すことも考えているところです。
(一つの製品への依存度が異常なまでに高まっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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