配当

ジョンソン エンド ジョンソンが6.6%増配を発表 毎年5%を超える増配にも納得がいく理由

ヘルスケア大手のジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)が現地時間の4月19日に第1四半期決算を発表した事はすでに記事にしていますが、同時に配当のお知らせも発表しています。

その内容ですが、次回6月7日支払いの配当について5月24日時点ので株主に対してこれまでの1株当たり1.06ドルから1.13ドルへ6.6%増配する。

というもの。

これで配当貴族銘柄の基準である25年連続増配の2倍をゆうに超える60年連続増配を達成。

そして何より素晴らしいのが安定感抜群の増配率。

それも5%を超えるレベルを維持し続けている。

尚、今回の増配に当たり、CEOは以下のとおりコメントしています。

“2021年の業績、強固な財務基盤、ジョンソン・エンド・ジョンソンの将来への自信から、取締役会は60年連続の四半期配当の増額を決議しました。”

もちろん高い増配率を継続できる源泉は稼ぐ力。

それはお化粧可能な会計基準ベースでの1株利益ではなく、真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフロー。

これが2021年こそ足踏みしたもののほぼ右肩上がりを続けている。

しかも財務の安定性を示す有利子負債営業キャッシュフロー倍率は1倍台で低位安定している。

有利子負債営業キャッシュフロー倍率とは、簡単に言えば今ある借金を毎年の稼ぐ力で何年で返済できるか?という数字(年数)であり、数字が少なければ少ないほど返済能力が高い、つまり財務的に安定しているということになります。

<計算式>

有利子負債営業キャッシュフロー倍率=有利子負債÷営業キャッシュフロー

これら数字を見れば毎年5%を超える増配率にも納得がいくというものです。

(業績は好調も為替の逆風を受けている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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