8月16日にプロクター&ギャンブル(PG)からの配当を受領しました。
P&Gはいまさら説明不要でしょうが、洗剤、家庭用品、衛生用品、ヘアケア製品、化粧品などの製品を製造・販売する世界的な消費財メーカー。
日々流れるCMとともに、アリエール、ボールド、ファブリーズ、パンパース、パンテーン、マックス ファクターなどの商品は日本でも深く浸透しているのではないでしょうか。
そのP&Gですが増配タイミングは前回5月支払い時となっており、今回も前回同様1株当たり0.9133ドルとなっています。
この銘柄を初めて購入したのが2009年、その後2010年、2011年と買い増しを実施して現在に至ります。
現在までの配当の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額88.4万円に対する配当受領総額は51.1万円、投資回収率は58%と投資額の半分を超えています。
直近の業績ですが、7月29日に発表した第4四半期決算(P&Gは6月決算会社)は前年同期比増収増益。
但し、アナリスト予想との比較では以下のとおり売上は予想を上回りましたが、利益の方は予想を下回っています。
また今期2023年の通期予想ですが、前期比で売上は0%から2%の増収、そして1株利益は0%から4%の増益を見込んでいます。
但しここ最近(直近1ヶ月)の株価(青色)はダウ平均(赤色)を下回っている。
その理由ですが、2023年の予想売上についてその伸びが以前より鈍化する見込みとなっていること。
そして鈍化の理由の一つが、一部の消費者の間でP&G製品よりも安価なプライベートブランド(PB)製品に切り替える動きが出ており、PBのシェアがわずかだが上昇していることが明らかになったため。
これまでP&Gは幅広い商品で値上げを実施し、原材料費や運送費の上昇を吸収してきた。
しかし今後はさらなるインフレ加速の可能性があり消費者の行動変化に対し戦略の転換を求められる可能性がある。
ということで、今しばらくは逆風下の状況が続くことは間違いない。
ただ当方、この銘柄の売却はまったく考えていません。
この銘柄は過去のインフレ時代を含む60年以上の長きに渡り愚直に増配を続けて来たという歴史がある。
短期的にはともかく、インカムゲイン長期投資家として、その実力を信じたいと思います。
(原材料費と運送費の増加が続いている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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