現地時間の11月14日、2022年9月末時点のバフェット(バークシャー・ハザウェイ)の株式保有状況がSEC(米証券取引委員会)に開示されていましたので、早速いつものとおり比較表を作成しました。
以下が前回開示の2022年6月末との比較となります。
今回の当方の注目点は以下のとおり。
まず何と言っても今回の最大の注目は半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC-NO.41 黄緑参照)を約6千万株購入したことでしょう。
金額で約41億ドル余りの購入となりますが、バークシャーに長年投資する投資マネジメント会社のガードナー・ルッソ&クインのパートナー、トム・ルッソ氏によれば、
「バークシャーはTSMCの製品なしで世界は成り立たないとみているのではないか。」とのことですが、一部では世界半導体市場が今年2022年下半期(7~12月)から2023年上半期(1~6月)にかけて調整期間を迎える、との見通しも出ている中で買うあたりがいかにもバフェット(バークシャー)らしいと言えなくもありません。
ただ、今回バフェットの購入が明らかになったことで株価に追い風が吹くことは間違いないわけで、ホルダーの皆さんにはまさにグッドニュースではないでしょうか。
その他新たな保有と言う事で言えば、ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループ(NO.19)と建設資材のルイジアナ・パシフィック(NO.25)を新たに取得しています。
そしてエネルギー銘柄のシェブロン(NO.11 黄色参照)とオキシデンタル・ペトロリアム(NO.33 黄色参照)をそれぞれ買い増ししており、9月末時点ではエネルギー銘柄はまだまだ上昇の余地あり、と考えていたようです。
一方、金融銘柄のバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(NO.8 ブルー参照)とUSバンコープ(NO.44 ブルー参照)は保有株数を減らしています。
以上当リストが皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです。
(バフェットの保有銘柄を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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