マクドナルド(MCD)が現地時間の4月25日に第1四半期決算を発表しました。
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、値上げのほか、来店客数の増加が寄与し前年同期比で4%の増収。(為替の影響を除くと8%の増収。)
また、既存店売上ベースでは、おひざ元の米国はじめすべての地域セグメントで増加し、すべての地域、そして全体でも前年同期比で(偶然にも)12.6%の増収を達成しています。
また利益の方ですが、会計基準ベースでは営業利益で10%の増益(為替の影響を除くと14%の増益)、そして(潜在株式調整後)1株利益は66%の大幅な増益となっていますが、これは特殊要因のため。
具体的には前期において営業外費用として計上したフランスの税務調査に関する費用5億ドル、ロシア事業のサポート費用1.3億ドル等の特殊要因があったため。
これらを含む特殊要因を除いたいわゆるNON-GAAPベースでの1株利益は2.63ドルと前年同期の2.28ドルに対し15%の増益となっています。
最後にアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、1株利益ともに予想を上回っています。
以上、利益幅を確保するためハンバーガーやフライドポテトの値上げを実施したにもかかわらず、さらにファストフード業界全体が来店者数を減らす中、来店者数は年初からの14週間を通して増加する等、マクドナルドに対する需要の強さが示される結果となりました。
ということで売上〇、利益〇=ホールド
とします。
(頑なに通期予想を開示しない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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