「エクソン・モービルは配当維持のために借入を行う」
とモルガンスタンレーのエネルギーアナリストがホルダーにとって心強いレポートを出していました。
当初エクソンは2025年までに日量4百万バレルから5百万バレルへ生産量の拡大を計画していたわけですが、今回の原油価格の暴落で、設備投資と経費の大幅な削減を発表したことはすでにお伝えしたとおりです。
ただ具体的な数字はリリースされていなかった。
この点についてアナリストの予想では、3月5日に公表した2020年の設備投資額330億ドルを250億ドルへ80億ドル削減する、としています。
その上で今期の営業キャッシュフローは配当と同額になるだろう、と試算しています。
そしてエクソンは配当を維持するはずで、設備投資を全額借入でまかなう必要があるが、現在のエクソン・モービルの健全な財務状況からしてそれは可能だろう、としています。
ということで、株価下落の渦中にいるホルダーにとっては、朗報と言えるでしょう。
もちろん今回のレポート内容はいくらエネルギー銘柄専門のアナリストが出したものとは言え、一(いち)アナリストの一(いち)レポートにしか過ぎません。
それは百も承知。
ただこの銘柄が37年連続で増配を続けている。
そして暴落のさなか、2人の役員が自社株を購入していた。
という事実と合わせて考えた時、
現在のバレル20ドルという相場が来年以降続かない限り、という条件はつきますが、現在大きな含み損を抱えるこの銘柄を手放すことはしない。
と改めて思った中年投資家なのでした。
何はともあれ通常であれば次回増配タイミングを迎える今月終わりの配当の発表と第1四半期決算に注目したいと思います。
(一(いち)アナリストのレポートを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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