現地時間の5月25日に家電等の量販店のベスト バイ(BBY)が第1四半期決算を発表しました。(尚ベスト バイの決算期は1月ですので今回は2月から4月までの期間となります。)
ベスト バイと言えばアメリカではお馴染みの企業であり、国内は全州に店舗がある一方、海外は中国は2011年にすべての店舗を閉鎖、またメキシコは2022年第1四半期にすべて閉鎖し現在はカナダのみとなっています。
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で約11%の減収となりました。(既存店売上ベースでは10.1%の減収)
売上全体の93%を占めるメインの国内売上において商品売上では、コンピューター、家電、ホームシアター、携帯電話等が減少し、既存店売上は10.4%の減少となりました。
そして国内オンライン売上も、既存店ベースで12.1%の減少とさえませんでした。
また利益の方ですが、売上総利益率は改善、販売管理費は減少したものの主に売上の減少によって営業利益率は4.3%から3.3%に悪化。
そして1株利益は会計基準ベース、調整後1株利益(NON-GAAPベース)ともに20%を超える減益に終わっています。
但しアナリスト予想との比較では以下のとおり売上はほぼ予想と一致、また1株利益は予想を上回る結果となっています。
最後に注目の今期通期予想ですが、以下のとおり前期比で売上は438億ドル~452億ドル、既存店売上ベースで3.0%減から6.0%減、そして調整後1株利益は5.70ドルから6.50ドルと前回予想を維持しています。
以上、前回の2023年第4四半期に引き続き厳しい結果となりましたが、今期予想を維持したこと、また会社コメントとして前年2023年がテック需要の底になるとの見通しをあらためて示したことは朗報でしょう。
ということで、売上×△ 利益×〇 通期予想△でもホールドとします。
(景気後退の影響をもろに受ける銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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