現地時間の8月29日に家電等の量販店のベスト バイ(BBY)が第2四半期決算を発表しました。(尚ベスト バイの決算期は1月ですので今回は5月から7月までの期間となります。)
ベスト バイと言えばアメリカではお馴染みの企業であり、国内は全州に店舗がある一方、海外は中国は2011年にすべての店舗を閉鎖、またメキシコは2022年第1四半期にすべて閉鎖し現在はカナダのみとなっています。
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で約7%の減収となりました。(既存店売上ベースでは6.2%の減収)
売上全体の93%を占めるメインの国内売上において商品売上では、家電製品、ホームシアター、コンピュータ、携帯電話が減少し、既存店売上は7.1%の減少となりました。
そして国内オンライン売上も、既存店ベースで7.1%の減少とさえませんでした。
また利益の方ですが、売上総利益率は改善したものの販売管理費は横ばい、主に売上の減少によって営業利益率は前年同期と同様3.6%。
そして1株利益は会計基準ベースでは7%の減益、一方前年のリストラ費用、そして今年の子会社売却益等の特殊要因を除外した調整後1株利益(NON-GAAPベース)は20%を超える減益に終わっています。
但しアナリスト予想との比較では以下のとおり売上はほぼ予想と一致、また1株利益は予想を大きく上回る結果となっています。
最後に注目の今期通期予想ですが、以下のとおり前期比で売上は438億ドル~445億ドルと上限値を引き下げたものの、既存店売上ベースでは4.5%減から6.0%減、そして調整後1株利益は6.00ドルから6.40ドルと中間点を引き上げています。
以上、引き続き厳しい結果となりましたが、そもそも今期が厳しい業績となることは百も承知であり、そんな中今期予想で調整後1株利益の中間点を引き上げたこと、また自社株買いを継続していることは朗報でしょう。
ということで、売上×△ 利益×〇 通期予想△でもホールドとします。
(景気後退の影響をもろに受ける銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村