現地時間の11月15日、2021年9月末時点のバフェット(バークシャー・ハザウェイ)の株式保有状況がSEC(米証券取引委員会)に開示されていましたので、早速いつものとおり比較表を作成しました。
以下が前回開示の2021年6月末との比較となります。
このうち当方が注目した銘柄は以下。
ヘルスケア銘柄の入れ替えを実施(黄色・ピンク参照)
今回も前回6月に続き、アッヴィ(NO.1)、ブリストル・マイヤーズ(NO.8)、メルク(NO.24)、そしてオルガノン(NO.27)の売却を実施。
メルクとメルクからスピンオフしたオルガノンについてはすべて売却しています。
ということはバフェットはヘルスケア銘柄から手を引くのか?
というわけではない。
なぜなら今回新たにロイヤルティ・ファーマ(NO.30)を購入したから。
(また、後発薬を手掛けるテバ(NO.36)は変わらず保有しています。)
ロイヤルティ・ファーマですが、厳密にはヘルスケア(バイオ医薬品)企業ではなくバイオ医薬品投資企業。
つまり投資会社であり、新薬を全部自前で開発できない大学や企業等に対して特許を購入し資金提供を行い、新薬の一部の特許を取得、新薬売り出し後、ロイヤリティの入金を得るビジネスを展開しています。
ビジネスモデルとして優れた銘柄であり、当方もこの銘柄については上場時から注目していましたが、まさかバフェットが購入するとは。
残念ながら上場後株価の方はさえない状況が続いていましたが、これを機会に右肩上がりとなるか?注目です。
シェブロン(NO.10)を買い増し(黄緑色参照)
今回エネルギー銘柄のシェブロンを買い増ししていますが、バフェットはまだしばらくは原油、ガス価格は堅調に推移すると見ているのでしょうか?
いずれにしても現在エクソン・モービルを保有している当方としては心強い後ろ盾です。
また個人的に注目しているというか、大減配を控えているAT&Tの後釜にと考えているベライゾン(NO.42)の保有を続けており、ベライゾン購入に傾きつつあります。
以上ご参考まで。
(バフェットの保有銘柄を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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なおびとさんの持ち株には関係ない話ですが、先日アマゾン∪Kが、VISAは手数料が高い為カード決済出来なくします、と発表してVISA株急落しました。アマゾンイギリスだけの措置ですが。
バフェットさん、知ってたかのような売りですね。マスターカードも。
一方、アメックスはそのまま!アメックスとVISA、MASTERは顧客層が違うからでしょうかね?日本でのイメージですが。
バフェットさんは同業種を複数持たない方向にしたような気もしました。
みずほさん
アマゾンとVISAのニュースはまさにアマゾンのサイズに物言わせた行動でしたね。
バフェットはどちらもちょこっとだけ売却しているので、インサイダーというのは考えにくいような。
バフェットは以前航空会社を丸買い、そして少し前も多くのヘルスケアを購入していますが、結局航空会社は全売り、そして今回ヘルスケアの売却も進めています。
凡人投資家には神様の考えることはよくわかりません、、、