配当

CMEグループ(CME)から初めての配当を受領 この銘柄特有のお楽しみとは?

3月27日にデリバティブ市場を運営するCMEグループ(CME)から初めての配当金を受領しました。

事業概要

CMEグループ(CME Group Inc)はデリバティブ市場を提供する。

【事業内容】

顧客が先物、オプション、現金及び店頭(OTC)市場を取引し、ポートフォリオを最適化し、データを分析することを可能にする。

取引所は、金利、株式指数、外国為替、エネルギー、農産物、金属に基づいて、すべての主要な資産クラスにわたって幅広いグローバルベンチマーク製品を提供する。

「CME Globex」プラットフォームを介した先物取引、「BrokerTec」を介した債券取引、「EBS」プラットフォームを介した外国為替取引の先物とオプションを提供する。

さらに、中央清算機関である「CME Clearing」を運営する。

商品は、とりわけ金利感応的な商品や、農業、エネルギー、金属商品の価格の変化に関連するリスクに関連するヘッジ、投機、資産配分の手段を提供する。

取引所で取引される先物や先物契約や店頭デリバティブのオプションの清算及び決済サービスを提供する。(SBI証券より)

今回の配当ですが2月6日に配当のお知らせをリリース、前回の1株当たり1.15ドルから8.7%増配の1.25ドルの支払いとなっています。

この銘柄の特徴と言えば、何と言っても2012年初頭に年間変動配当制を採用し、四半期配当とは別に業績に応じ年一回年間変動配当(annual variable dividend)-いわゆる特別配当-を出していること。

ちなみに年間ベースでの特別配当を除く増配率の推移は以下のとおりとなっており、15年連続増配中。

そして特別配当を含む増配率は以下のとおりとなっており、2021年以降上記の特別配当を除く増配率を上回っています。(ちなみに特別配当を含む配当ベースでは6年連続増配中となっています。)

もちろん業績如何により特別配当は増減するわけですが、この銘柄はデリバティブ市場の運営という他社が容易に参入できないビジネスを行っており、いわば寡占的地位にあることが強みとなっている。

つまりバフェットがいう所の”経済的な堀がある”銘柄と言える。

その結果、真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージンは50%超えという非常に高い数字となっているのです。

ということで気が早いと言われるかしれませんが、今から12月の(特別)配当のお知らせを楽しみしているところです。

(特別配当を過度に期待しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. メロリン より:

    強力なプラットフォーマーなので法規制などがない限りは無敵だと思います。
    コストコとCMEは特別配を楽しみにホールドできます

    • naobito より:

      メロリンさん
      こんにちは。
      コストコもお持ちでしたか。
      かなり以前に購入を検討したのですが配当利回りの低さとPERの高さから見送った過去があります。
      全く先見の明がありません、、、(涙)

  2. メロリン より:

    コストコはここ数年で3倍くらいに値上がりしましたね
    コストコは年会費が利益の源泉なので会員数の増加傾向を見る必要があります

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