12月16日に米国のチョコレート市場で大きな存在感を誇るハーシー(ズ)(HSY)から配当を受領しました。
今回も前回同様1株当たり1.37ドルの配当となっています。
直近の業績ですが、現地時間の10月30日に発表した2025年第3四半期決算は、売上は、販売数量が若干の増加に終わりましたが価格が約6%上昇したことが牽引役となり、前年同期比6.5%の増収。
また利益ですが主に原材料費および関税コストの上昇、製品構成の悪化等により会計基準ベースの1株利益は前年同期比38.2%減、そして特殊要因を除いた調整後1株利益は、前年同期の2.34ドルに対して1.30ドルと44.4%の減益に終わっています。
そして2025年通期見通しは、前回見通しの売上高成長率:少なくとも2%、1株利益成長率:約50%の減少、調整後1株利益成長率:36%~38%の減少に対し、売上高成長率:約3%、1株利益成長率:48%~50%の減少、調整後1株利益成長率:36%~37%の減少と若干ですが見通しを引き上げています。
第3四半期は売上は伸びたものの、3割を超える減益となり、通期予想は引き上げたとは言え冷静に見れば大幅な減益見通しとなっていますが、先行きに光が射し始めている。
それがカカオ豆価格。
こちらは2022年以降のカカオ豆価格(単位:USドル/kg 出典元:世界経済のネタ帳)ですが、供給不足(西アフリカでの天候不順、病害など)と投機マネーの流入により2024年から急激に上昇、一時はキロ10ドルを超えていた価格が2025年に入り下がり始めている。
もちろんいまだ以前のレベルにまでは戻っておらず、天候に左右される面はありますが、最悪の状況は脱したのではないかと考えています。
さらにハーシーが11月15日リリースしたとおり、トランプ政権によるココアへの広範な関税措置適用除外の決定が追い風になることは確か。
ということで来年2026年の業績回復とその後の増配再開に期待しているところです。
(歴史的なカカオ価格の高騰に加え関税でも苦慮する銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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