配当

ターゲットから配当受領 価格が合理的である限り買い増し継続

9月3日に全米に2,000以上の店舗を展開するアメリカ最大のディスカウントストアチェーンのターゲット(TGT)から配当を受領しました。

ターゲット(Target Corp)は、店舗及びデジタルチャネルを通じて、顧客に商品を販売する総合商品小売業者である。

【事業内容】

顧客に日用品とファッショナブルで差別化された商品を割引価格で提供する。

大半の店舗では、雑貨と食品を幅広く取り揃える。

商品のカテゴリーには、衣料品・アクセサリー、美容・家庭用品、食品・飲料、ハードライン、及び家庭用家具・装飾品が含まれる。

ほとんどの店舗は、17万平方フィート以上の広さがあり、従来のスーパーマーケットに匹敵する多様な雑貨と食品のフルラインを提供する。

デジタルチャネルでは、店舗で販売される多くの商品に加え、自営及び第三者が販売する補完的な品揃えを含む多様な商品と食品の品揃えを提供する。

ブランドには、「A New Day」、「Ava & Viv」、「Cloud Island」、「Favorite Day」等がある。約2000の店舗と「Target.com」でサービスを提供する。

(SBI証券より)

この銘柄の増配タイミングは今回支払い時、ということですでに発表のとおり前回の1株当たり1.12ドルから1.8%増配の1.14ドルの配当となっています。

直近の業績ですが、8月20日発表の直近2026年第2四半期決算(ターゲットの決算期は1月となっています。)は前年同期比で減収(0.9%減)、減益(20.2%減)。

そして今期2026年1月期の通期見通しは、以下のとおり前回見通しの既存店売上高:1桁台前半の減少、1株利益:8.00ドル~10.00ドル、調整後1株利益:7.00ドル~9.00ドルを維持しています。

第2四半期決算・通期見通しを見てもわかるとおり現在この銘柄を取り巻く環境は非常に厳しいわけですが、アナリスト予想を上回り、実店舗への来店客数は、第1四半期の2.4%減から第2四半期は1.3%減と減少幅が縮小。また来店1回あたりの平均消費額も改善し、前四半期の1.4%減に対し0.6%減にとどまるなど、アパレル、ビューティー、食品、家庭用品、ハードライン、生活必需品の6つの主要商品カテゴリーすべてで売上が改善。

そして厳しい小売環境における規律あるコスト管理など、明るい回復の兆しが見えた決算だったとも言えます。

また市場では外部人材を登用しなかったことへの失望があるようですが、取締役会で11年にわたりターゲットを率いてきたブライアン・コーネル氏の後任として次期CEOに任命され、2026年2月1日に就任予定の49歳の現COOマイケル・フィデルケ氏の今後の手腕に注目・期待しているところです。

株価の方ですが、9月2日には保守派活動家や米政府からの圧力を受けて多様性プログラムの一部打ち切りを決めたことを巡り、全米で2番目に大きい教員組合である米国教員連盟がボイコット支持を表明したこともあり、約4%の下落となり相変わらず右肩下がりが続いていますが、価格(株価)が合理的である限り今しばらく買い増しを継続するつもりです。

(54年という連続増配年数のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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