11月16日に研究開発型バイオ医薬品企業のアッヴィ(ABBV)からの配当を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは次回2月支払い時であり、今回も前回同様1株当たり1.41ドルの配当支払となっています。
直近の業績ですが、10月28日にリリースした第3四半期決算は会計基準ベースでは売上、利益ともに前年同期を上回り好調を維持。
一方アナリスト予想との比較では、売上はわずかに予想に届かなかったものの、利益の方は予想を上回っています。
そして2022年通期予想(調整後1株利益)ですが、前回予想から下限値を引き上げる一方上限値を引き下げ、13.84ドルから13.88ドルとレンジを狭めています。
アッヴィの魅力と言えば何と言っても増配。
直近の増配率を見ても以下のとおり高い増配率を維持してきた。
2019年 10.3%
2020年 10.2%
2021年 8.5%
それが現地時間の10月28日にリリースされた配当のお知らせにおいて、次回2023年2月15日に支払う四半期配当金を1株当たり1.41ドルから1.48ドルの5%増配とした。
上記のとおり今期通期予想利益も前期比で約9%の増益を見込んでいただけに正直失望感は否めません。
そして以前から書いていますがこの銘柄は来年2023年に注目せざるを得ない。
その理由は来年2023年にいよいよ主力製品の関節リウマチ治療薬ヒュミラが本国米国で特許切れとなるから。
ちなみ第3四半期時点のヒュミラの地域別売上は以下のとおり。
前年同期比で米国内は7.4%の増収となっていますが、すでに特許切れとなっている海外は2割を超える減収となっている。
つまり来年の特許切れ後は海外と同様の姿になることがほぼ確実視されている。
それを補う存在として期待されているのが、スキリージとリンヴォック。
スキリージとは
乾癬(かんせん-免疫の異常によって皮膚や関節に特徴的な発疹などが起こる病気)の症状を改善する薬
リンヴォックとは
中等度から重度の関節リウマチ患者へのリウマチ薬
御覧のとおりその売上は順調に拡大を続けている。
ということで、来年はこれら製品の売上状況を含む決算情報をこれまで以上に注意深く確認する必要がある。
と考えているところです。
(主力製品ヒュミラの売上減少が確定している銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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