5月16日に研究開発型バイオ医薬品企業のアッヴィ(ABBV)からの配当を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは前回2月支払い時であり、今回も前回同様1株当たり1.55ドルの配当支払となっています。
直近の業績ですが、4月26日にリリースされた2024年第1四半期決算は以下のとおり前年同期比で増収減益(調整後1株利益ベース)。
もちろんその最大の理由は主力製品であるヒュミラが米国(国内)で特許切れとなり他社後発薬の販売が開始されたため。
但しアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
そして注目の2024年通期予想(調整後1株利益)は、以下のとおり前回予想の10.97ドル~11.17ドル(※今後発生予定の仕掛研究開発費およびマイルストーン費用は含まず)を11.13ドル~11.33ドルへ上方修正しています。
以上、主力製品ヒュミラの売上減少の影響は大きく、前期に続き今期も厳しい業績が予想されるこの銘柄ですが保有継続に迷いはありません。
その理由ですが、
・ヒュミラの売上が減少を続ける中、予想を上回る決算を発表したこと。
・ヒュミラの売上減少を補う製品として位置づけられるスキリージとリンヴォックが前年同期比48%増、59%増と市場予想を上回り好調を維持していること。
・イミュノジェン社の買収も成功裏に完了し、買収によりがん領域におけるアッヴィの地位はさらに強化され、成長への新たな道が開かれると期待されること。
また、2024年7月就任予定のロバート・A・マイケル新CEOの手腕に注目しています。
ということで、当初の想定どおり昨年、今年は我慢の年、2025年からの巻き返しに期待しているところです。
(「2023年の壁」問題に突入して主力製品の売上が減少を続けている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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