9月11日にバイオ医薬品大手のアムジェン(AMGN)からの配当金を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは3月支払い時、ということで今回も前回同様1株当たり2.13ドルの配当となっています。
直近の業績ですが8月3日にリリースされた2023年第2四半期決算は前年同期比で増収増益(利益は調整後1株利益で比較)、またアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回る結果となっています。
そして今期2023年の通期予想は、以下のとおり売上は前回予想の26.2億ドル~27.3億ドルから26.6億ドル~27.4億ドル、また調整後1株利益は17.60ドル~18.70ドルから17.80ドル~18.80ドルへといずれも上方修正しています。
この銘柄の現在の注目点と言えばやはり同業のホライズン・セラピューティクス(HZNP)への約278億ドル(約3兆8000億円)での巨額買収でしょう。
その買収に関して連邦取引委員会(FTC)が買収により独占的な強みがさらに増すとして買収差し止めを目指して提訴していたわけですが、現地時間の9月1日、そのFTCが一定の条件の下で買収を認めたとのニュースが飛び込んできました。
買収は23年第4四半期(10~12月)中に完了する予定ということで、もちろんホルダーにとってこのニュースは朗報のわけですが、問題はその後。
この銘柄の魅力は何と言っても増配率。
過去4年の増配率(宣言日ベース)は以下のとおり10%前後という非常に高いレンジに張り付いています。
・2019年 10.3%
・2020年 10.0%
・2021年 10.2%
・2022年 9.8%
今回の買収によって新たに約240億ドルを借り入れることで600億ドルを超える巨額有利子負債を抱えることになるこの銘柄が、
果たしてこれまでと変わらず10%前後の増配率を維持できるのか?
12月の増配タイミングで配当のお知らせに注目せざるを得ません。
(今期巨額買収完了予定の銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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